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木造十一面観音立像(もくぞうじゅいちめんかんのんりゅうぞう)

楼閣が描かれた土器片

この仏像は、宿院町(奈良市)に工房を構え、宿院仏師と呼ばれた俗人仏師集団の第一世代である源四郎が棟梁となり造立されたものです。生硬な顔つきは源四郎の個性を表わしており、頭部は前後に、体部は左右に材を寄せ、正中線のくるいもなく姿態をまとめています。その技量は、当代の室町彫刻の中でも高い評価が与えられます。

また、宿院仏師の仏像の中では天理市福住の西念寺像(享禄4年=1531年 実清作 源四郎助作 奈良県指定文化財)や広陵町箸尾の大福寺像(永禄3年=1560年 源次作 奈良県指定文化財)と並ぶ等身大の十一面観音像の一つでもあり、町内における重要な中世彫刻の一つとして注目すべきものです。

名称

木造十一面観音立像

時代

室町時代(天文10年=1541年)

大きさ

高さ189.5センチメートル

所在地

千萬院(法貴寺504)

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