田原本町

多遺跡

●時代
弥生時代〜古墳時代
●所在地
奈良県磯城郡田原本町大字多
●特徴
多遺跡は、奈良盆地のほぼ中央、標高約55mの沖積地の微高地上に存在する。弥生時代から中世に至る時期の大規模な遺跡である。遺跡の中心部には式内社・ 多坐弥志理都比古神社(多神社)が所在する。
多遺跡は、弥生時代の拠点的な環濠集落で、環濠に囲まれる範囲は、長軸350m、短軸300mと推定されている。これまでに19次に及ぶ調査が実施され、弥生土器、木器、銅剣などが出土している。
出土品の一部は多神社の展示館に展示されている。