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笹鉾山古墳 |
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●時代 古墳時代後期(6世紀前半) ●所在地 奈良県磯城郡田原本町大字八尾字山本 ●特徴 笹鉾山古墳(1号墳)は、田原本町八尾字山本に所在する東向きの前方後円墳である。全長88mの2重周濠をもつ6世紀前半の古墳である。墳頂には稲荷神社が祀られ前方部に向かって参道が伸びている。主体部は明らかでないが、墳丘には埴輪が樹立されていた。 1号墳の北側28mに直径約19.5mの円墳(2号墳)が存在する。2号墳の周濠からは、ほぼ完全に復元できる馬子と飾り馬のセットが2組出土している。馬子の1体の顔面には入れ墨を表現する線刻がみられる。このほか、蓋形埴輪・円筒埴輪・朝顔形埴輪・笠形木製品などが出土している。 出土した埴輪の一部は、唐古・鍵考古学ミュージアムに展示されている。 |