田原本町

楼閣の描かれた土器片

唐古・鍵遺跡では100点前後の絵画土器が出土しています。その数は全国の3分の1を占めます。
写真は、平成4年の第47次調査で出土した、2階建て以上の高層建築を描いた土器片です。
弥生時代の絵画は、ほとんどのものが実際に見たものを題材としていることから、この楼閣も唐古・鍵遺跡に建てられていたのでしょう。この発見により、弥生時代の建築物のイメージは一新されました。
田原本町では、遺跡のシンボルとして、唐古池の一角にこの楼閣を復元しました。