子どもたちと古事記のふれあい

2012年12月17日更新

南小学校の古事記の授業風景の写真

南小学校の授業風景

 古事記のふるさと、そして太安万侶ゆかりの田原本では、多くの子どもたちが古事記の世界に自然にふれ親しんでいます。夏には、町内の各幼稚園、保育園の年長組の園児たちによる「ももたろうの絵画展」が図書館で開かれました。また、昨年の作品は田原本駅西口の壁面に展示しています。

 ご存じのように「桃太郎の鬼退治」の話は、黒田に都が置かれたと古事記に記されている孝霊天皇の皇子、吉備津彦兄弟による吉備平定の物語がルーツの一つになっています。この絵を描きながら子どもたちは知らず知らずのうちに古事記の世界に触れています。

 また、町内の各小学校では郷土の歴史を学ぶ授業があり、古事記と太安万侶を学んでいます。町教育委員会がまとめた郷土資料「わたしたちの田原本町」には、太安万侶をはじめ田原本の歴史が詳しく書かれています。また、南小学校の正門を入ったところには、明治100年を記念して建立された大きな石碑があります。この碑には「郷土の人 太安萬侶をしのぶ 学びの道」と刻まれています。南小学校の子どもたちは、毎日、太安万侶をしのぶ石碑と顔を合わせて親しんでいます。校区には太安万侶を祭る多神社があります。

 このような環境で、子どもたちは古事記と太安万侶を楽しく学んでいます。

この記事に関するお問い合わせ先

担当:田原本町記紀・万葉事業実行委員会事務局 (田原本まちづくり観光振興機構内)
電話:0744-33-4560