古事記とは・・・

2012年9月17日更新

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図書館の古事記コーナー

 古事記を編纂した太安万侶と古事記、そして田原本との関わりなどをこの連載で紹介しています。今回は古事記について紹介します。古事記は「こじき」あるいは「ふることぶみ」と読み、わが国最古の歴史書です。

 天地の始まりから、神々が生まれて世界をつくっていく物語。そして歴代天皇の治世における出来事や伝説が書かれています。物語風に収録されているので、読み物として親しみやすさがあります。

 構成は、上つ巻・中つ巻・下つ巻の全三巻です。上つ巻では、太安万侶の序文、国土の誕生や、人間の生活に欠かせないさまざまなものを司る神々がどのように誕生したのかなどが記されています。中つ巻には、初代神武天皇から15代応神天皇までのエピソードが、下つ巻には第16代仁徳天皇から第33代推古天皇までのエピソードが記されています。私たちが昔話としてよく耳にする「因幡の白ウサギ」や「八俣のおろち」の話は上つ巻に記されています。

 古事記にまつわる話を読んでみたいと思う人は、図書館に古事記関連の本をまとめたコーナーがありますので、ぜひご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ先

担当:田原本町記紀・万葉事業実行委員会事務局 (田原本まちづくり観光振興機構内)
電話:0744-33-4560