犬や猫の飼い主の皆さんへ

2020年6月24日更新

犬や猫(ペット)はその命を終えるまで、終生大切に飼いましょう

終生飼養の徹底について

平成30年度は全国で4万6千頭もの犬・猫が殺処分されています。

ペットはその命を終えるまで、責任を持って終生大切に飼いましょう。それでも「飼えないかも」と思った時は、下記の方法について考えてみてください。

1.不妊去勢手術を考えましょう

咬みぐせなどの攻撃性は、不妊去勢手術によって改善する場合もあります。

※その他病気による不調が原因の場合もあります。

また、子犬・子猫が産まれてしまってこれ以上飼えないなら、飼い犬・飼い猫に

不妊去勢手術を受けさせましょう。

2.訓練士などに相談しましょう

動物の問題行動は、しつけや飼育環境を変えることで改善できる場合がありま

す。

3.新しい飼い主を探しましょう

引越しや家族の介護等で犬・猫をどうしても飼えなくなった時は、新しい飼い主

を探してください。親戚、ご近所や知人にお願いしたり、近くの商店に張り紙を

させてもらう等、飼い主を募集する方法もあります。

新しい飼い主を探すため、あらゆる手を尽くしてください。

以下の場合、原則、県(中和保健所)では引き取りをお断りしています

1.新たな飼い主を探す努力を行っていない場合

2.犬猫が老齢又は病気であることを理由とする場合

3.子犬や子猫の引き取り依頼において、不妊去勢手術等の指示に従わない場合

4.引き取りを繰り返し求められた場合

5.飼養が困難とは認められない場合

6.犬猫等販売業者から引き取り依頼があった場合

県(中和保健所)でも獣医師による飼い方相談を実施していますのでご利用ください。

奈良県中和保健所生活衛生課

住所:奈良県橿原市常盤町605-5 電話:48-3033

なお、動物を捨てることは法律で禁止されており、100万円以下の罰金が科せられることがあります。(令和2年6月1日から「1年以下の懲役又は100万円以下の罰金」に改正されています。)

犬の飼い主の皆さんへ

狂犬病予防注射をしましょう

近年、ペットブームで家族の一員としてペットを飼う家庭が増えていますが、狂犬病予防法により飼い犬には年1回の予防注射が義務付けられているのを知らない飼い主が激増しているとの指摘もあります。
海外で犬に咬まれた人が、帰国後に狂犬病を発症した事例がありました。 最近では、輸入犬も増加し正規に検疫を受けないで犬を密輸するケースもあるようです。海外で犬に咬まれて感染するだけでなく、国内にいる犬による感染がいつ発生しても不思議ではない状況といえます。
国内での狂犬病発生を防ぐために、飼い犬への狂犬病予防注射がお済みでない場合は予防注射を必ず受けさせましょう。

必ずふんの後始末を

散歩中のふんは飼い主が持ち帰りましょう。これは犬を飼う上での最低限のマナーです。

放し飼いはやめましょう

犬が放されていると、飼い主が大丈夫だと思っていても他人に恐怖や危害を与えたり、交通事故にあう恐れがあります。犬はつないで、散歩のときも引き綱を必ず着けてください。

無駄ぼえさせないように

犬は、散歩に連れていかなかったりすると、ストレスからほえやすくなります。
日ごろから散歩などの運動をさせましょう。

猫の飼い主の皆さんへ

猫は室内で飼いましょう

放し飼いにされた猫が、知らない間に迷惑をかけている場合があります。
猫は室内飼いが可能です。猫は上下運動が大事。タンスや冷蔵庫の上などに自由に登れるように高さ空間を作って、室内で遊んであげてください。

飼い猫には名札をつけておきましょう

万が一、飼育場所を離れてしまった猫も、飼い主の名前や連絡先の書かれた名札がついていれば飼い主のところへ戻ることができます。

適正に管理できる頭数には限度があります

数をコントロールするために、去勢・不妊手術などの繁殖制限をするように努めましょう。

動物にエサをあげないでください

かわいそうだからと野良猫などの動物にエサを与え続けたり、食べ残しのごみの管理をきちんとしていないと、フンによる害や鳴き声による騒音など、まわりの迷惑になるのでやめましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

担当課:健康福祉課保健センター
電話:0744-33-8000