(国史跡)唐古・鍵遺跡復元楼閣

2007年7月12日更新

 復元について第47次調査で出土した絵画土器の「楼閣」をもとに、1994年、唐古池の西南隅に復元しました。唐古池の西南隅に建てたのは、戦前の発掘調査の際に弥生時代の遺構が完全に失われており、遺跡の保存上問題がないと判断されたためです。復元楼閣の高さは12.5メートルの2階建てで、4本の柱は直径50センチメートルのヒバ材を使用しています。平面プランは4メートル×5メートルです。屋根は茅葺きで、丸太で放射状に押さえています。壁は外面 が網代壁、内面が板壁です。 唐古・鍵遺跡の建物に特徴的な渦巻き状の屋根飾りは藤蔓で作り、梯子は刻み梯子で復元しています。土器に描かれた屋根の上の逆S字状の3本の線は渡り鳥と解釈し、木製の鳥を東西両面 にそれぞれ3羽ずつ設置しています

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