平成28年第1回田原本町議会定例会所信表明

2016年3月16日更新

 議長のお許しをいただきまして、平成28年田原本町議会第1回定例会の開会に際しまして、一言ご挨拶を申し上げます。

 議員各位におかれましては、常日ごろから町政発展のため多大なご支援、ご協力を賜っておりますことに厚く御礼を申し上げます。

 また、公私何かとご多用の中、ご出席をいただき、今期定例会を開会でき得ましたことに重ねて厚く御礼を申し上げる次第でございます。

 私事で恐縮ではございますが、この場をお借りし、一言就任のごあいさつを申し上げます。

 このたびの町長選挙におきまして、町民の皆様を始め各方面の力強いご支援を賜り、町政を担当させていただくことになりました。ここに改めまして厚く御礼を申し上げますと同時に、町長としての使命と責任を果たすべく、全身全霊でその期待に応えて参りたいと決意を新たにしているところでございます。

 私は「新しい田原本の3つの未来」を創りあげたいと常々申し上げております。「子育てしやすい未来」「住み続けたい未来」「安心して暮らせる未来」この未来を創るための新しい活力の循環を産み出すのが私の役目と自負しております。

 1つ目「子育てしやすい未来」は、町に明るさを創りだす子どもを育てやすい環境整備です。就学前教育環境は子育て世代には重要な位置づけであり、幼稚園・保育園の区別ではなく、就学前という視点での取り組みを始める所存です。また長年の課題であった中学校給食の早期実施、医療費の拡充と子育て家族が抱える課題に取り組みたいと考えております。

 2つ目「住み続けたい未来」では、働く・、学ぶ・消費できる環境と商、工、農業を通しての田原本ブランド構築の推進を図りたいと考えます。田原本は近隣6市町に隣接する数少ない町です。アクセスの便もよく、県内のみならず大阪への通勤・通学には非常に便利であります。だからこそ、周辺からも来ていただける要素を見つければ、利便性を活かし、更なる発展とブランドの構築が可能であると考えます。

 3つ目「安心して暮らせる未来」は、高齢者の方の生きがい創出、居場所つくり、生活基盤の拡充を試み、健康寿命を延伸したいと考えます。教育現場での活躍の場所、子どもたちとの触れ合う場所など世代間を越えた交流を試みます。大災害への備えや防災意識の確立、自治会を中心とした地域コミュニティーの構築は、相互扶助の集大成であります。安心して暮らせる田原本を創りたいと考えます。

 現在の田原本には課題が山積しております。ひとつずつ丁寧に取り組み、限られた財源の中で10年後の未来を町民の皆様が語れる田原本を実現したいと考えます。そして本年田原本は町政60周年を迎えます。これを機に、皆様とともに田原本の60年の歴史と文化を学ぶことで、田原本の持つ魅力を再発見し、この町に住んでいて良かった、この町で働いてよかった、この町に生まれてよかったと思える取り組みを実施したいと考えます。

 以上、これからの4年間の町政運営に対する所信の一端を申し上げさせていただきました。必ずしも町政全般を網羅したものではございません。不十分な点も多分にございます。町民の皆様、そして町議会の皆様のお声を十分お伺いし、精一杯努力して参りますので、議員各位にはなお一層のご支援、ご協力をお願い申し上げます。

 終わりに、私にとりまして初めての議会となりました今期定例会におきまして、平成28年度各会計予算案をはじめ29議案の重要案件につきましてご審議を賜るわけでございますが、何卒、よろしくお願いを申し上げまして、開会の挨拶とさせていただきます。

 ありがとうございました。

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