○非核平和都市宣言

昭和61年3月22日

広島、長崎への原爆投下、第2次世界大戦の終結から41年がたちました。

あの悲劇を再び、くりかえしてはならないと言う世界諸国民の願いにも拘わらず、はてしない核軍拡競争によって、広島、長崎で使われた原爆の100万発分以上の核兵器が蓄積されています。

核兵器の使用は、不法かつ、人道にそむくものであり、人類社会に対する犯罪です。

核兵器を全面禁止し、廃絶することは、全人類の死活に拘わる最も重要かつ、緊急な国際的課題となっています。

田園文化都市、田原本に住む私たちは、みどり豊かな美しい自然や、唐古、鍵遺跡をはじめ香り高い歴史的文化遺産を守り次代にひきつぐためにも、この地球上に再び「広島、長崎」の惨禍をくりかえさせてはならないことを全世界の人びとに強く訴え、ここに非核平和都市を宣言します。

私たちは、他の自治体と協力して非核3原則の厳守、並びにあらゆる核兵器の全面禁止と廃絶を求め、恒久平和を願う全世界の人びとと、共にその実現につとめるものです。

「国連国際平和年」の記念すべき年にあたり人類の繁栄を願って右決議する。

田原本町議会

(原文縦書き)

非核平和都市宣言

昭和61年3月22日 種別なし

(昭和61年3月22日施行)

体系情報
第1編 規/第1章 町制施行
沿革情報
昭和61年3月22日 種別なし