RSウイルス母子免疫ワクチン予防接種

令和8年4月からRSウイルス母子免疫ワクチンの定期予防接種を実施します

令和8年4月からRSウイルス母子免疫ワクチンの定期予防接種を実施します。

RSウイルス感染症とは

RSウイルスは特に小児や高齢者に呼吸器症状を引き起こすウイルスで、1歳までに50%以上が、2歳までにほぼ100%の乳幼児が、少なくとも1度は感染するとされています。感染すると、発熱、鼻水、咳などの症状が出現し、初めて感染した乳幼児の約7割は軽症で数日のうちに軽快しますが、約3割では咳が悪化し、重症化することがあります。2010年代には、年間12万人~18万人の2歳未満の乳幼児がRSウイルス感染症と診断され、3万人~5万人が入院を要したとされています。

実施期間

令和8年4月1日より開始

※上記の接種期間外での接種は任意接種となり、全額自費での接種となります。

※田原本町に住民票がある人が対象となります。転出された場合は、転出先の市町村にお問い合わせください。

定期接種の対象者とスケジュール

対象者

接種時点で妊娠28週0日~36週6日までの妊婦の方

過去の妊娠時にRSウイルスワクチンを接種したことのある方も対象となります。​​

令和8年3月19日時点で、対象と思われる妊婦の方には予診票等を送付します。

3月23日以降に田原本町役場で妊娠届出をされた方には、届出時に予診票等をお渡しします。

 

接種スケジュール

妊娠28週0日から36週6日までの間に1回接種。
※接種後14日以内に出生した乳児における有効性は確立していないことから、妊娠38週6日までに出産を予定している場合は医師に相談してください。

接種に注意が必要な方

以下の方は、接種にあたって注意が必要なので、あらかじめ医師に相談してください。

  • 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患等の基礎疾患を有する方
  • これまでに、予防接種を受けて2日以内に発熱や全身の発疹などのアレルギー症状があった方
  • けいれんを起こしたことがある方
  • 免疫不全と診断されている方や、近親者に先天性免疫不全症の方がいる方
  • 組換えRSウイルスワクチン(母子免疫ワクチン)の成分に対してアレルギーを起こすおそれのある方
  • 妊娠高血圧症候群の発症リスクが高いと医師に判断された方や、今までに妊娠高血圧症候群と診断された方
  • 血小板減少症や凝固障害を有する方、抗凝固療法を実施されている方
接種を受けられない方

以下の方は、接種を受けることができません。

  • この予防接種の接種液の成分によってアナフィラキシーを呈したことがある方
  • その他、予防接種を行うことが不適当な状態にあると医師が判断する方

また、以下のような場合は接種を受けることができませんので、治ってから受けるようにしてください。

  • 発熱している。
  • 重篤な急性疾患にかかっている。

RSウイルスワクチンについて

ファイザー社の組換えRSウイルスワクチン:アブリスボを使用します。このワクチンは、妊婦の方に接種すると、母体内で作られた抗体が胎盤を通じて胎児に移行し、生まれた乳児が出生時RSウイルスに対する予防効果を得ることができます。​​

ワクチンの効果

ワクチンの効果
  有効性(※1)
日齢0日~90日 日齢0日~180日
RSウイルス感染症による
医療受診を必要とした
下気道感染の予防
6割程度の予防効果 5割程度の予防効果
RSウイルス感染による
医療受診を必要とした
重症(※2)下気道感染症の予防
8割程度の予防効果 7割程度の予防効果

※1 妊娠24週~36週の妊婦を対象としています。

※2 医療機関への受診を要する気道感染症を有するRSウイルス検査陽性の乳児で、多呼吸、SpO2 93%未満、高流量鼻カニュラまたは人工呼吸器の装着、4 時間を超えるICU への収容または無反応・意識不明のいずれかに該当と定義しています。

接種医療機関

妊婦健診を受診されている奈良県内の医療機関で接種できます。

安全安心に予防接種を受けるために、妊婦健診を受診している医療機関で、適切な接種時期・体調の確認(妊娠高血圧症候群、切迫早産等)を行い、接種してください。

【当日の持ち物】・予診票 ・母子健康手帳 ・保険証

ワクチンの安全性

ワクチンを接種後に副反応がみられることがあります。主な副反応には、接種部位の症状(疼痛、腫脹、紅斑)、頭痛、筋肉痛があります。
また、海外における一部の報告では、妊娠高血圧症候群の発症リスクが増加する可能性があるという報告もありますが、結果の解釈に注意が必要であるとされています。薬事承認において用いられた臨床試験では、妊娠高血圧症候群の発症リスクの増加は認めませんでした。​

他とのワクチンとの同時接種・接種間隔

医師が特に必要と認めた場合は、他のワクチンと同時接種が可能です。

ただし、海外の知見で、百日咳のワクチンとの同時接種で、百日咳菌にすばやく反応しにくくなるとの報告があり、接種間隔等については医師と相談してください。

接種を受けた後の注意点

ワクチンの接種後30分程度は安静にしてください。また、体調に異常を感じた場合には、速やかに医師へ連絡してください。

注射した部分は清潔に保つようにしてください。接種当日の入浴は問題ありません。

当日の激しい運動は控えるようにしてください。

予防接種健康被害救済制度について

予防接種は、感染症を予防するために重要なものですが、健康被害(病気になったり障害が残ったりすること)が起こることがあります。極めてまれではあるものの、副反応による健康被害をなくすことはできないことから、救済制度が設けられています。

制度の利用を申し込む時は、住民保健課保健センター係にお問い合わせください。

関連ホームページ

この記事に関するお問い合わせ先

担当課:住民保健課保健センター係
電話:0744-32-2907