遺跡 - 多遺跡

2011年2月2日更新

時代

弥生時代〜古墳時代

所在地

奈良県磯城郡田原本町大字多

交通

近鉄橿原線笠縫駅下車 南西へ徒歩20分

特徴

 多遺跡は、奈良盆地のほぼ中央、標高約55メートルの沖積地の微高地上に存在する。弥生時代から中世に至る時期の大規模な遺跡である。遺跡の中心部には式内社・ 多坐弥志理都比古神社(多神社)が所在する。

 多遺跡は、弥生時代の拠点的な環濠集落で、環濠に囲まれる範囲は、長軸350メートル、短軸300メートルと推定されている。これまでに19次に及ぶ調査が実施され、弥生土器、木器、銅剣などが出土している。

 出土品の一部は多神社の資料館に展示されている。

この記事に関するお問い合わせ先
担当課:文化財保存課調査係
電話:0744-32-4404