安養寺の快慶仏

安養寺の快慶仏の写真

区分

有形文化財 美術工芸品(彫刻)

名称

木造阿弥陀如来立像

時代

鎌倉時代 12世紀末〜13世紀初頭

所在地

奈良県磯城郡田原本町大字八尾40

交通

近鉄田原本駅下車 北へ徒歩30分

内容

 木造阿弥陀如来立像は、大字八尾の安養寺に安置されている。像は、玉眼・粉溜塗の特徴をもつ。粉溜とは、白土を下地にその上に金泥を塗ったものである。快慶が好んで用いた手法。X線写真によると、眼の奥に蛇腹状の文様が映っている。これは玉眼を入れるための工法によるもので、快慶仏には時々この手法が認められるという。足ほぞには快慶作を示す「巧匠安阿弥陀佛」の墨書が認められるが、これは後世に書き改められたものと考えられている。
 安養寺は、寛永10年(1633)、源蓮社宝誉上人の開山と伝えられる。
拝観連絡先 電話番号 0744−33−0753

この記事に関するお問い合わせ先

担当課:文化財保存課保存活用係
電話:0744-34-7100