田原本ふるさとかるたの解説(No.26~No.30)

 古代の 幹線道路 下ツ道

かるた

解説

 飛鳥時代に藤原京と平城京を結ぶ下ツ道がつくられました。今では、中街道と呼ばれています。田原本町では、寺川に沿って、道沿いに昔の賑わいを伝える家々が建っています。

 大阪の 人も荷もきた 今里の浜

かるた

解説

 今里の浜とは、江戸時代に栄えた川の港です。港を「浜」と呼んでいました。川船で、大阪の物が奈良へ送られてきたり、奈良の物を大阪へ送ったりしていました。ここにはたくさんの品物を置ける倉庫もありました。しかし、明治時代に鉄道が走るようになり、荷物は鉄道で運ばれるようになりました。

 白梅の弓 豊作願う 華鎮祭

かるた

解説

 華鎮祭は、弓矢で悪霊を撃ち、その年の豊作と村人の無病息災を祈る阪手の八坂神社に伝わる神事です。まず、神主が祭文を読み上げた後、梅の弓に女竹の矢をつがえて、六方に射ます。全て射り終わると、見物人は弓を取り合います。それを持ち帰り、魔よけとして神棚に祀ります。

 豊作を 願ってわら引く 今里・鍵の蛇巻き

かるた

解説

  今里と鍵の自治会で、豊作祈願と男の子の成人を祝う節句行事として毎年6月の第1日曜日(古くは5月5日)に行われます。藁で蛇を作り、13歳から17歳の少年たちが担いで村中を練り歩きます。その後、榎の木に吊るしますが、今里では頭を上に胴を下へ巻きつけるので登り龍と言い、鍵では頭を下にして巻きつけるので下り龍と言われます。どちらも国の「記録を残すべき無形民俗文化財」に指定されています。

 孝霊天皇 都をたてた 黒田廬戸宮跡

かるた

解説

 黒田の辺りに桃太郎のモデルと言われる吉備津彦命の父、第7代孝霊天皇の都があったとされています。法楽寺もこの黒田廬戸宮跡に建てられたと伝わっています。 

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