田原本ふるさとかるたの解説(No.1~No.5)

 安万侶さん 古事記を書いたよ 多神社

かるた

解説

 多神社は多にあって、「古事記」を書いた太安万侶で有名な多一族の氏神です。古くからの大きな神社で、江戸時代中ごろに建てられた本殿(1735年)は県の文化財に指定されています。三輪山・多神社・二上山は、ほぼ東西一直線にあり、春分の日・秋分の日には、三輪山山頂から日が昇り二上山山頂に沈むのが見られる特別な位置にあります。

 秋まつり 太鼓がひびくよ 池神社

かるた

解説

 池神社は法貴寺にあって、法貴寺天満宮ともよばれる古くからの神社で、機織の神様をおまつりしています。 10月の秋祭りには、5台の山車が村の中をめぐって、たいへん賑わいました。

 鏡をつくった 神様まつる 鏡作神社

かるた

解説

 鏡作神社は八尾にある古代の鏡作り工人たちの氏神で、鏡作りに関係の深い神様をおまつりした古くからの神社です。神宝として「三神二獣鏡」という古墳時代の鏡が所蔵されています。今も、鏡やガラスの仕事をする人々の信仰を集めています。

 牛暴れ 豊作祈る 御田祭

かるた

解説

 御田祭は、毎年2月に八尾の鏡作神社で豊作を祈願して、御田植舞、豊年舞のほか、牛の面をかぶっての牛使いの儀など農作業を演じる農耕神事です。このとき、牛が暴れるほど雨に恵まれるといわれています。神事の後、松苗や餅がまかれて、境内は参拝者の熱気で包まれます。(池神社、村屋神社でも行われています。)

 壬申の乱 神のお告げの 村屋神社

かるた

解説

 村屋神社は蔵堂にあって、「日本書紀」に壬申の乱(672年)のとき、大海人皇子(のちの天武天皇)軍に神のお告げを与え、勝利にみちびいたと書かれている歴史のある神社です。境内のイチイガシ(町の木)の森は、県の文化財(天然記念物)に指定されています。「モリヤノミヤ」「モリヤサン」などと呼ばれ、親しまれています。 

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