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展示紹介

唐古・鍵考古学ミュージアムは、日本を代表する弥生時代の環濠集落である唐古・鍵遺跡の考古資料を中心に展示しています。唐古・鍵遺跡から出土した豊富な実物資料をもとに、約2,000年前の弥生時代の生活文化を知ることができます。

第1室 唐古・鍵の弥生世界

唐古・鍵遺跡を取り巻く環境と食体系、弥生の祈り、交流と戦いをテーマに展示しています。

特に第1室中央には、「最盛期の唐古・鍵ムラ」を1/1,000の模型にし、2,000年前の原風景、ムラ周辺に展開する水田や墓地など唐古・鍵ムラの生活領域を再現しています。

第2室 弥生の美・形・技

唐古・鍵の「弥生の美・形・技」をテーマに、重要文化財に指定された優品をシンボル的に展示しています。

弥生土器の精緻な流水文様、写実的な鶏頭形土製品の造形、透明質のヒスイ勾玉の色、サヌカイトを微細に打ち割り制作された石剣の技など、2,000年前の唐古・鍵ムラの人たちの高度な文化レベルを体感できます。

第3室 唐古・鍵の周辺遺跡と唐古・鍵弥生集落、その後 / 埴輪の世界

唐古・鍵遺跡の周辺遺跡や、桜井市纒向遺跡について触れ、弥生時代の「ヤマト」が唐古・鍵遺跡だけでなく、周辺遺跡と連動していること、そして纒向遺跡に収斂されていくことを説明します。

 

埴輪の世界では、田原本町に点在する古墳から出土した埴輪を展示しています。

羽子田1号墳から出土した重要文化財の牛形埴輪や、盾持ち人物埴輪、笹鉾山2号墳から出土した馬曳き人物埴輪と馬形埴輪など形象埴輪の優品を展示しています。

この記事に関するお問い合わせ先

担当課:唐古・鍵考古学ミュージアム
電話:0744-34-7100