町長メッセージ

2026年4月 2日更新

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令和8年度当初予算テーマ

「ちょうどいい幸福田園都市」を目指して

早いもので、町政をお預かりして2年の歳月を経ました。就任以来、町民の皆様と共に「幸せを感じられる田原本」のより一層の実現を目指して、全身全霊でまちづくりに取り組んでまいりました。
「こどもまるごとプロジェクト」をはじめとする各種の取組を継続・強化することに加えて、改定した教育大綱に基づく「つなぐグローバル教育」や、間もなく完成する「ともぱ!たわらもと」の整備等、新たな取組により着実に歩みを進めることができたものと考えております。町民の皆様にとっての「幸せ」とは何なのか。住民協議会や町民の皆様と対話の中で、多くの示唆をいただきました。私もこの田原本に住まう一人の町民として、このまちがもつ「ちょうどよさ」に心地よさと豊かさを感じています。
「都市に田園のゆとりを、田園に都市の活力を」
これは大平正芳元首相が掲げた田園都市構想を象徴する言葉であります。田原本は、利便性や経済成長といった都市的な活力と、田園風景などの自然や重層的な彩りある文化、地域コミュニティといった田園的なゆとり、その両者を併せ持つ「ちょうどいい」まちであって、今、我々に求められているのは、この「ちょうどよさ」をより高い次元へと引き上げることであると確信しております。これを踏まえ、令和8年度当初予算案のテーマを「ちょうどいい幸福田園都市へ」といたしました。そのうえで「人がつながり居場所と出番と活力のあるまち」「安心安全と多様な文化価値を感じられるまち」「未来にツケを残さない持続可能なまち」これら3つの柱を改めて掲げました。意見交換会等による延べ約1000名の皆様との対話や住民協議会での議論、議員各位との議論等を踏まえ「ちょうどいい幸福田園都市」のより一層の実現を目指すものです。また今年度においても引き続き聖域なき行財政改革を断行し、約10億円の財政効果を見込んでおります。結果として、当初予算案ベースで、財政調整基金をはじめとする非特定目的基金の取崩しがない予算案を提案しておりますが、これは10年ぶりのことであり、財政健全化に向けた歩みも着実に進んでいるものであります。
本町には、二千年を超える人々の営みの歴史があります。時代は移り変わり、多くの困難の歴史もあったはずです。それでも先人たちは、この町を守り、次の世代へと引き継いできました。我々が今、当たり前のように享受している日常は、その積み重ねの上にあります。
「社会とは、死者、現存する者、そして未来の者との契約である。」
これは18世紀の政治思想家、エドマンド・バーグの言葉であります。今、問われているのは、この田原本をどのような姿で未来に手渡すのか、ということです。「変化を恐れず、一歩を踏み出すこと」「未来のために、今を変えていくこと」それこそが、田原本を受け継いだ我々の責任であると確信しています。この町には可能性があります。ここに暮らす一人ひとりの中に、未来を切り拓く力があります。だからこそ我々は「ちょうどいい幸福田園都市」を目指して挑戦を続けます。失敗を恐れず挑戦し続けることこそが、よりよい未来を築く唯一の方法であり、残りの任期1年11ヵ月においても挑戦し続ける覚悟であります。議員の皆様、町民の皆様、そして役場職員とともに、10年後、20年後を見据え「ちょうどいい幸福田園都市」の創造に向け、最善の努力を積み重ねてまいります。皆様におかれましては、町政に対するより一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。