2月4日 唐古・鍵遺跡周辺の整備についてのご提案

2014年2月4日更新

ご提案・ご意見の内容

 唐古・鍵遺跡周辺の整備についてのご提案です。

 結論から言うと、ジョギングコースや芝生の広場を持つ公園を作っていただきたいと考えています。

 現在、日本ではファンランナーの数が年々増加しており、奈良もその例外ではありません。様々な地域で5キロメートルや3キロメートルなども含め、マラソン大会が多く開催されています。

 田原本では、どこか走ろうと思っても、なかなかちょうどいい公園のようのものがありません。練習の際に一般道路を走るのは、特に夜は自動車からも危険を感じますし、歩道を走ると思わぬ落下物などで怪我の心配もあります。また、硬いアスファルトの上を走るのは、脚への負担が大きく、芝生や土などで走ることが注目されています。

 もし唐古・鍵遺跡がジョギングコースを持つ公園として整備されれば、多くのファンランナーにとってはもちろん、休日に子どもを連れて軽いボール遊びなどができ、家族連れにも有用なものであるはずです。

 また、芝生やウッドチップで好コースをつくることができれば、クロスカントリー大会などで全国からの参加者に田原本を訪れて頂くこともできると考えます。びわ湖クロスカントリー大会など、全国から参加者が集まる大会も実際に多くあります。加えて、田原本町民マラソンや町民駅伝も唐古・鍵遺跡でのコースで行うことができるはずです。

 何よりも、新たに建物を建てる場合、あのような遺跡では地中に文化財がある可能性などから、かなり困難がともなうように思います。対して、芝生整備や、ウッドチップの敷き詰め、アスファルト整備であればそのような困難も少ないはずです。

 田原本中学校が現在も全日本中学校陸上競技選手権大会での累計獲得点数が日本一であるように、田原本はスポーツが盛んな地域と考えられています。そんな田原本ですが、健民グランドのような土のグラウンドこそあれ、小さな子どもも安全に遊ばせることのできる公園はほとんどありません。

 ぜひ唐古・鍵遺跡周辺をそのように整備していただき、スポーツやレクリェーションの場として、楼閣を見ながら楽しめる公園となってほしいと考えています。

 ご検討を、よろしくお願いいたします。

田原本町の回答

 ご意見をいただきました唐古・鍵遺跡では、平成30年度オープンに向けて史跡公園整備事業をおこなっています。

 本町では実施設計が完了しており、現在はこれに基づいて整備をすすめています。平成25年度に盛土造成工事が完了し、平成26年度より本格的に公園整備に入っていきます。整備完成後の具体的な姿は、平成24年10月号の「広報たわらもと」にて紹介いたしました。(下記PDFファイル参照)また、国道24号沿いの遺跡駐車場内にも、公園の完成予定図を掲示しております。

 唐古・鍵遺跡は弥生時代の大集落遺跡で、整備する史跡公園では当時の「風景」の再現と「出来事」を追体験・学習する場となることを目指しています。園内にはムラを囲んでいた環濠を復元し、当時の植生から草木を植栽します。また、野外活動や体験学習、イベントも想定した広場を設けます。これらをアスファルトや土舗装された園路で繋いでおりますので、当時に思いをはせながら散策等を楽しんでいただければと考えております。公園の規模などから、ジョギングコースを持つ公園としての整備は考えておりません。史跡公園東側の初瀬川沿いには「はせがわ展望公園」がありますので、史跡公園を含めてご利用いただきたいと存じます。

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