「楼閣」が描かれた土器片

この絵画土器は、弥生時代中期の壷の胴部に「楼閣」と寄棟建物の2棟の建物を描いたもので、3つの破片が残存します。
唐古・鍵遺跡からは、全国で最も多い300例ちかい絵画土器が出土しており、この遺跡を象徴する遺物の一つになっています。
この絵画土器に描かれた建物は、2層の屋根と大きな蕨手状の棟飾りを有しており、これまで発見されている建物絵画には見られない意匠であり、古代建築史上、画期的な遺物となっています。
また、弥生時代の集落構造・構成を推定するうえでも、この絵画土器の意義は大きいものとなっています。
名称
「楼閣」が描かれた土器片
※詳しい説明は下記をご覧ください
「楼閣」が描かれた土器片 (PDFファイル: 617.5KB)
時代
弥生時代(中期)
展示場所
1.縦8.0センチメートル・横10.1センチメートル・厚さ1.2センチメートル
2.縦6.9センチメートル・横8.0センチメートル・厚さ0.9センチメートル
3.縦7.0センチメートル・横4.6センチメートル・厚さ0.9センチメートル
出土地
唐古・鍵遺跡
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担当課:文化振興課文化財活用係
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