浄福寺の阿弥陀三尊像

奈良県教育委員会提供
区分
有形文化財 美術工芸品(彫刻) 【県指定】
名称
木造阿弥陀如来及両脇侍像(もくぞうあみだにょらいおよびりょうきょうじぞう) 3躯
時代
鎌倉時代 13世紀初頭
所在地
奈良県磯城郡田原本町大字蔵堂354
交通
近鉄橿原線田原本駅下車 東へ徒歩45分
内容
木造阿弥陀如来及両脇侍像は、大字蔵堂の浄福寺に安置されている。中尊の阿弥陀如来、両脇侍の観音菩薩、勢至菩薩から成る。阿弥陀(写真中央)は来迎印を結び、観音(向かって右)は片膝を立て両手で蓮台を捧げ、勢至(向かって左)はひざまずいて合掌する。この姿は、臨終を迎える者のもとに極楽浄土から阿弥陀三尊が迎えに来た場面を現している。県内での坐像形式の来迎彫刻は珍しく貴重であるとともに、彫刻史上においても高い価値を持つ。
浄福寺(融通念仏宗):寺伝によると元亀二年(1571)の開基で、僧快運の中興という。
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