浄福寺

浄福寺は、融通念仏宗の寺。寺伝によると元亀二年(1571年)の開基で、僧快運の中興という。初瀬川の東岸、蔵堂集落西の入り口にひときわ目立つ御堂が建つ。これが浄福寺本堂である。下層方形、上層六角の建築物であり、慶応二年(1866年)6月24日の棟札がある。本尊は、阿弥陀如来座像で鎌倉時代後期の作。
浄福寺は、本来は「東浄福寺」「西浄福寺」の二寺があり、本寺は「東浄福寺」である。なお、京都府和束町石寺の青蓮寺跡に残されている古鐘(永享十年(1438年))に「大和州城下郡常福寺」の銘が刻んでおり、もと本寺に伝来していたものという。
名称
浄福寺本堂
時代
江戸時代末期
所在地
奈良県磯城郡田原本町蔵堂
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