禁煙

2025年8月12日更新

たばこによる健康への影響について

喫煙はがん、循環器疾患(脳卒中、虚血性心疾患等)、呼吸器疾患(慢性閉塞性肺疾患:COPD)、歯周病、消化器疾患(胃潰瘍等)の原因とされています。

また、妊婦が喫煙すると、早産や低出生体重児等、おなかの赤ちゃんに影響を及ぼすことがあります。

加熱式たばこと電子たばこって、健康へのリスクは低い?

●加熱式たばこ

加熱式たばこの中身は、紙巻たばこと同じたばこの葉です。たばこの葉やその加工品を電子的に加熱し、ニコチンを吸入するたばこ製品です。

加熱式たばこの煙には、ニコチンや発がん性物質等の有害成分が含まれています。加熱式たばこは煙が見えにくいために受動喫煙は生じないように受け止めがちですが、吐き出した呼気にも有害物質が含まれており、受動喫煙に配慮が必要です。

●電子たばこ

電子たばこは、専用カ-トリッジ内の液体を加熱し、その煙霧を吸入する製品です。現在、米国において、電子たばこによるものと疑われる肺疾患等の健康被害が報告されています。米国では原因について調査を進めているところで、すべての電子たばこの使用を控えることを推奨しています。

専用カートリッジの液体の原材料は無害であっても加熱されることにより、発がん性のある有害物質が生じることが報告されています。電子たばこが人の健康に与える影響について調べた疫学研究は限られており、現時点で、加熱して肺の奥に吸い込んだ時の安全性まで保障されているわけではありません。

受動喫煙にも注意が必要です

たばこを吸わない人が、他人のたばこの煙(副流煙)を吸うことを受動喫煙といいます。

たばこを吸う人がフィルターを通して吸う煙(主流煙)の方が、体に悪いと思われがちですが、実は、副流煙の方が何倍も有害物質を含んでいるため毒性が強く、注意が必要です。

禁煙を考えている方へ

医療機関での禁煙治療や薬局で購入できる禁煙補助薬を使えば、禁煙を楽にすることができるといわれています。

医療機関による禁煙治療は、一定の条件(禁煙の意思があることや喫煙本数と喫煙期間等)を満たせば、保険適用となります。

住民保健課保健センター係でも保健師が禁煙の相談や支援を行っています。

禁煙を考えている人はお気軽にお問合せください。

禁煙支援医療機関・禁煙支援協力薬局

奈良県インターネット禁煙マラソン

一人で禁煙に取り組んでいると、途中でくじけそうになります。

そんなときに相談ができ、大勢の仲間や禁煙した先輩の励ましがあれば、勇気づけられます。

「禁煙マラソン」はパソコンメールや携帯メールを通じて禁煙サポート専門家や禁煙に成功者からアドバイスや応援メールの支援が受けられる禁煙サポートプログラムです。(奈良県在住・在勤者限定)

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この記事に関するお問い合わせ先

担当課:住民保健課保健センター係
電話:0744-32-2907