平成19年田原本町議会第4回定例会会議録(第3日)

2008年3月27日更新

平成19年12月14日
午前10時01分 開議
於田原本町議会議場

出席議員

14名

1番

古立憲昭君

2番

西川六男君

3番

竹邑利文君

4番

辻一夫君

5番

吉田容工君

6番

植田昌孝君

7番

松本美也子君

8番

小走善秀君

9番

吉川博一君

10番

松本宗弘君

11番

上田幸弘君

12番

安達周玄君

13番

竹村和勇君

14番

欠員

15番

欠員

16番

鶴藤幾長君

欠席議員

0名

出席した議会事務局職員

議会事務局長

取田弘之君

議事係長

谷口定幸君

地方自治法第121条の規定により出席した者

町長

寺田典弘君

副町長

森口淳君

総務部長

福西博一君

総務部参事

石本孝男君

住民福祉部長

中島昭司君

生活環境部長

小西敏夫君

産業建設部長

森島庸光君

水道部長

渡邉和博君

総務課長

吉川建君

監査委員

楢宏君

教育委員長

川本益弘君

教育長

濱川利郎君

教育次長

森本至完君

会計管理者

東口豪君

選挙管理委員会事務局長

安部和夫君

農業委員会事務局長

鍬田芳嗣君

議事日程

提出案件

議第51号

職員の自己啓発等休業に関する条例

議第52号

職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例

議第53号

一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例

議第54号

田原本町自転車駐車場条例の全部を改正する条例

議第55号

田原本町訪問看護ステーション設置条例を廃止する条例

議第56号

奈良県市町村会館管理組合の解散について

議第57号

奈良県市町村会館管理組合の解散に伴う財産処分について

議第58号

奈良県市町村非常勤職員公務災害補償組合の解散について

議第59号

奈良県市町村非常勤職員公務災害補償組合の解散に伴う財産処分について

議第60号

奈良県市町村職員退職手当組合の共同処理する事務の変更、規約の変更及び組合を組織する地方公共団体の数の増加について

議第61号

平成19年度田原本町一般会計補正予算(第4号)

議第62号

平成19年度田原本町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)

議第63号

平成19年度田原本町公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)

議第64号

平成19年度田原本町老人保健特別会計補正予算(第3号)

議第65号

平成19年度田原本町介護保険特別会計補正予算(第2号)

議第66号

平成19年度田原本町居宅サービス事業特別会計補正予算(第1号)

議第67号

平成19年度磯城郡介護認定審査会共同設置特別会計補正予算(第1号)

議第68号

平成19年度田原本町水道事業会計補正予算(第1号)

議第69号

財産の取得について

議第70号

指定管理者の指定について

議第71号

土地改良事業施行の知事協議について

本日の会議に付した事件

議事日程に同じ

議事録

午前10時01分 開議

議長(松本宗弘君)

 ただいまの出席議員数は14名で定足数に達しております。よって議会は成立いたしました。

 これより本日の会議を開きます。

 日程に入ります。

委員長報告(議第51号より議第71号までの21議案について)

議長(松本宗弘君)

 去る10日の本会議において一括上程されました議第51号、職員の自己啓発等休業に関する条例より、議第71号、土地改良事業施行の知事協議についてまでの21議案については、各所管の委員会におのおの付託されておりますので、この際一括議題といたします。

 それではただいまより各委員長の報告を求めることにいたします。

 厚生環境常任委員会委員長、13番、竹村和勇議員。

(13番 竹村和勇君 登壇)

13番(竹村和勇君)

 議長のご指名によりまして、厚生環境常任委員会を代表いたしまして委員長報告を申し上げます。

 平成19年田原本町議会第4回定例会におきまして、厚生環境常任委員会に付託されました議案につき、去る12月12日午前10時より委員会を開催し、各委員出席のもと、理事者を始め関係部課長の出席を求め、慎重に審議いたしました経過並びに結果について報告を申し上げます。

 まず、議第55号、田原本町訪問看護ステーション設置条例を廃止する条例につきましては、平成9年5月より訪問看護サービスの提供を行うために開設されましたが、社会情勢の変化及び町内外の事業者の増加や充実により、公の事業者としての役割は達成されたもので、民間事業所に移行する時期であると判断され、平成20年3月31日をもって廃止されるものであります。

 なお、田原本町訪問看護ステーション設置条例の廃止に伴い、田原本町特別会計条例中の田原本町居宅サービス事業特別会計を廃止されるものであります。当委員会は全員賛成で了承いたしました。

 次に、議第61号、平成19年度田原本町一般会計補正予算(第4号)につきましては、当委員会所管にかかる補正予算についてご報告申し上げます。

 今回の補正内容につきましては、歳出第2款総務費、第1項総務管理費、第13目生活安全費50万円の増額は、明るいまちづくりと犯罪防止のため、防犯灯を新設する自治会に対し補助金を交付されていますが、当初見込み以上の要望があり、防犯灯設置補助金に不足が生じるための増額であります。

 また、第3款民生費、第1項社会福祉費、第1目社会福祉総務費1,848万3,000円の増額は、人事院勧告並びに人事配置に伴う人件費及び保険基盤安定負担金の増額による国民健康保険特別会計への繰出金であります。

 第6目高齢福祉費1,383万3,000円の増額は、医療給付費の増額に伴う老人保健特別会計への繰出金及び人事院勧告並びに人事配置に伴う人件費の増額による介護保険特別会計への繰出金であります。

 次に、第2表債務負担行為補正につきましては、老人福祉センターの指定管理に伴います平成20年度から平成22年度までの3年間の指定管理料の限度額7,290万円と定められたものであります。当委員会は全員賛成で了承いたしました。

 次に、議第62号、平成19年度田原本町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)につきましては、今回の補正予算額は3,405万1,000円の増額で、予算規模は32億8,160万6,000円となります。

 補正内容につきましては、歳出第1款総務費、第1項総務管理費、第1目一般管理費302万5,000円の増額は、人事院勧告並びに人事配置に伴う人件費の補正であります。

 また、第2款保険給付費、第1項療養諸費、第2目退職被保険者等療養給付費3,000万円の増額は、被保険者の増加等による退職被保険者等療養給付費の不足が見込まれるため増額されるものであります。

 また、第8款諸支出金、第1項償還金及び還付加算金、第5目国庫支出金返納金102万6,000円の増額は、国庫支出金の確定に伴います精算による返納金であります。

 また、歳入において、保険基盤安定負担金の確定に伴い、一般会計から繰入金を1,545万8,000円増額され、一般被保険者国民健康保険税を同額減額し調整されるものであります。補正財源は療養給付費等交付金、諸収入及び繰入金であります。当委員会は全員賛成で了承をいたしました。

 次に、議第64号、平成19年度田原本町老人保健特別会計補正予算(第3号)につきましては、今回の補正予算額は1億2,000万円の増額で、予算規模は27億3,327万4,000円となります。

 補正内容につきましては、歳出第2款療養諸費、第1項療養諸費、第1目医療給付費1億2,000万円の増額は、1件当たりの給付費の増により医療給付費に不足が見込まれるため増額されるものであります。補正財源は支払基金交付金、国県支出金及び繰入金であります。当委員会は全員賛成で了承いたしました。

 次に、議第65号、平成19年度田原本町介護保険特別会計補正予算(第2号)につきましては、今回の補正予算額は554万2,000円の増額で、予算規模は19億4,533万6,000円となります。

 補正内容につきましては、歳出第1款総務費及び第5款地域支援事業費の各目の第2節給料、第3節職員手当等、第4節共済費に関する補正は、人事院勧告並びに人事配置に伴う人件費で総額398万9,000円を増額されるものであります。

 次に、第7款諸支出金、第1項償還金及び還付加算金、第1目第1号被保険者保険料還付金105万円の増額は、第1号被保険者の介護保険料の過年度還付金及び同款第2項繰出金、第1目他会計繰出金50万3,000円は、人事院勧告並びに人事配置に伴う人件費の増額であり、磯城郡介護認定審査会共同設置特別会計への繰出金であります。補正財源は分担金及び負担金、国県支出金並びに繰入金であります。当委員会は全員賛成で了承いたしました。

 次に、議第66号、平成19年度田原本町居宅サービス事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、今回の補正予算額は278万9,000円の減額で、予算規模は2,107万9,000円となります。

 補正内容につきましては、歳出第2款サービス事業費、第1項居宅サービス事業費、第1目訪問看護サービス事業費278万9,000円の減額は、人事配置に伴う人件費の補正であります。補正財源は使用料及び手数料を減額し調整されたものであります。当委員会は全員賛成で了承いたしました。

 なお、現在訪問看護ステーションの利用者の移行作業が進められ、利用者の減となることから、訪問看護利用料に歳入不足が生じるため、平成20年第1回定例会において、補正予算により調整を図ってまいりたい旨の報告を当委員会は受けたものであります。

 次に、議第67号、平成19年度磯城郡介護認定審査会共同設置特別会計補正予算(第1号)につきましては、今回の補正予算額は50万3,000円の増額で、予算規模は1,353万8,000円となります。

 補正内容につきましては、歳出第1款総務費、第1項介護認定審査会費、第1目介護認定審査会運営費50万3,000円の増額は、人事院勧告並びに人事配置に伴う人件費を増額されたものであります。補正財源は繰入金であります。当委員会は全員賛成で了承いたしました。

 次に、議第70号、指定管理者の指定につきましては、田原本町老人福祉センターの指定管理者に奈良県橿原市八木町1丁目8番15号の阪神管理サービス株式会社を指定し、指定の期間を平成20年4月1日から平成23年3月31日までとされるもので、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を求められたものであります。当委員会は全員賛成で了承いたしました。

 なお、付託案件外ではありますが、平成17年3月18日、田原本町松本229-2、吉川ハイツ202号室に在住されております渡辺哲久氏が清掃工場周辺6ヶ自治会に支出している環境整備事業補助金は公金の違法な支出であるとして、奈良地方裁判所に損害賠償請求事件として、田原本町長を被告として提訴された裁判につきまして、去る平成19年12月6日に判決が言い渡され、本町の主張が認められ全面勝訴の報告を受けました。なお、相手の控訴期間が判決の正本が届いてから2週間となっているため、現時点では控訴されるかわかっておりませんが、今後、追加裁判費用または成功報酬が生じることから、後日専決処分にて行ってまいりたい旨の報告を当委員会は受けたものであります。

 以上、当委員会に付託されました各議案につきましては、原案どおり了承いたしました。

 議員各位におかれましては、よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げまして、委員長報告を終わります。

 ありがとうございました。

議長(松本宗弘君)

 産業建設常任委員会委員長、12番、安達議員。

(12番 安達周玄君 登壇)

12番(安達周玄君)

 議長のご指名によりまして、産業建設常任委員会を代表いたしまして委員長報告を申し上げます。

 平成19年田原本町議会第4回定例会において当委員会に付託されました議案について、去る12月12日午後1時から全委員出席のもと、理事者を始め関係部課長の出席を求めて、慎重に審議いたしました経過並びに結果についてご報告申し上げます。

 まず、議第61号、平成19年度田原本町一般会計補正予算(第4号)のうち当委員会所管にかかる補正予算につきましてご報告申し上げます。

 第7款土木費、第4項都市計画費、第3目公共下水道費の437万2,000円の減額補正につきましては、公共下水道事業特別会計における人件費の減額分を同会計の繰出金437万2,000円を減額されるもので、すべて一般財源でございます。当委員会は全員賛成で原案どおり了承いたしました。

 次に、議第63号、平成19年度田原本町公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)についてご報告申し上げます。

 今回の補正額は437万2,000円の減額で、予算規模は20億6,610万2,000円となります。

 補正内容といたしましては、人事配置に伴います人件費の減額分437万2,000円を減額されるもので、財源につきましては一般会計繰入金であります。当委員会は全員賛成で原案どおり了承いたしました。

 次に、議第68号、平成19年度田原本町水道事業会計補正予算(第1号)につきましては、収益的勘定で今回の補正予定額は1,051万4,000円の増額で、予算規模は8億766万2,000円となります。

 補正内容といたしましては、人事院勧告並びに人事配置に伴います人件費の不足額を増額されるもので、財源につきましては、営業収益で1,051万4,000円を増額されるものであり、当委員会は全員賛成で原案どおり了承いたしました。

 次に、議第71号、土地改良事業施行の知事協議につきましては、町が土地改良事業を施行される場合、土地改良法第96条の2第1項の規定に基づき、事前に県知事との協議が必要であり、この協議にあたっては、同条第2項にあらかじめ当該議会の議決を得なければならない旨の規定があり、今回平成20年度に計画されております農山漁村活性化プロジェクト支援交付金について議会の議決を求められるものであり、当委員会は全員賛成で原案どおり了承いたしました。

 議員各位におかれましては、よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げまして、委員長報告を終わります。

 ありがとうございました。

議長(松本宗弘君)

 総務文教常任委員会委員長、7番、松本美也子議員。

(7番 松本美也子君 登壇)

7番(松本美也子君)

 議長のご指名によりまして、総務文教常任委員会を代表いたしまして委員長報告を申し上げます。

 平成19年田原本町議会第4回定例会におきまして、総務文教常任委員会に付託されました議案につき、去る12月12日午後3時より委員会を開催し、全委員出席のもと、理事者を始め関係部課長の出席を求め、慎重に審議をいたしました経過並びに結果についてご報告いたします。

 まず、議第51号、職員の自己啓発等休業に関する条例につきましては、地方公務員法の一部を改正する法律が平成19年5月16日に公布されたことに伴い制定されるもので、複雑・高度化する行政課題に対応できるよう職員の能力開発を促進する観点から、職員自らの発意に基づいて職を保有したまま、大学等における課程の履修または国際貢献活動のための休業を認める制度を新たに定められるもので、職員の取得できる期間は、大学等の課程の履修の休業にあっては2年、国際貢献活動の休業にあっては3年を超えない範囲とし、期間中は無給とするものです。平成20年4月1日から施行予定との説明を受けたところです。これに関連いたしまして、企業職員の給与の種類及び基準に関する条例も一部改正されるもので、当委員会は全員賛成で了承いたしました。

 次に、議第52号、職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、地方公務員の育児休業等に関する法律の一部を改正する法律が平成19年5月16日公布されたことに伴う改正で、育児を行う職員の職業生活と家庭生活の両立を一層容易にするための環境整備として、職員が職務を完全に離れることなく、長期にわたり仕事と育児の両立が可能となるよう、小学校就学の始期に達するまでの期間、育児のための育児短時間勤務制度が新たに制定されるもので、1週間の勤務時間を20時間から25時間の範囲で勤務日を本人が選択して、任命権者の許可を受けて勤務できる制度であります。また、部分休業の対象となる子の年齢を「3歳」から「小学校就学の始期」までに引き上げられるもので、平成20年1月1日から施行を予定しているとの説明を受けたところです。

 これに関連いたしまして、一般職の職員の給与に関する条例、一般職の任期付職員の採用等に関する条例、職員の勤務時間、休暇等に関する条例並びに企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正されるもので、当委員会は全員賛成で了承いたしました。

 次に、議第53号、一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例につきましては、平成19年度の人事院勧告を受けて、国は勧告の一部を凍結し、国家公務員の給与を民間との較差0.35%引き上げる決定がなされました。本町におきましても、国家公務員に準じまして給与改正をされるもので、内容は若年層に限定した給料表の改正、扶養親族である子等にかかる扶養手当額を月額500円を引き上げまして6,500円にするとともに、勤勉手当の支給月数を年間0.05月引き上げられるもので、給料、扶養手当については4月1日まで遡及適用されますが、勤勉手当については、本年度12月支給分については0.775月に、来年度からは6月期、12月期、それぞれ0.75月とされるもので、当委員会は全員賛成で了承いたしました。

 次に、議第56号、奈良県市町村会館管理組合の解散について、議第57号、奈良県市町村会館管理組合の解散に伴う財産処分について、議第58号、奈良県市町村非常勤職員公務災害補償組合の解散について、並びに議第59号、奈良県市町村非常勤職員公務災害補償組合の解散に伴う財産処分につきましては、奈良県市町村会館に設置の3つの一部事務組合、「奈良県市町村会館管理組合」「奈良県市町村非常勤職員公務災害補償組合」及び「奈良県市町村職員退職手当組合」の運営にかかる事務を合理化し、当該組合が処理する事務を効率的に処理するため、平成20年3月31日をもって、「奈良県市町村会館管理組合」及び「奈良県市町村非常勤職員公務災害補償組合」を地方自治法第288条の規定により解散し、新たに平成20年4月1日をもって「奈良県市町村職員退職手当組合」の規約を全部変更し、複合した「奈良県市町村総合事務組合」とするためのものであり、解散に伴い、当該組合の財産を処分する必要があるため、地方自治法第289条の規定により協議されるものであります。

 また、議第60号、奈良県市町村職員退職手当組合の共同処理する事務の変更、規約の変更及び組合を組織する地方公共団体の数の増加につきましては、平成20年3月31日をもって解散する2つの組合が処理する事務を承継するため、奈良県市町村職員退職手当組合規約の変更及び当該組合を組織する地方公共団体の数を増加させるため地方自治法第286条第1項の規定に基づき規約を改正されるもので、いずれの5議案も地方自治法第290条の規定により議会の議決を求められるものでございます。当委員会は全員賛成で了承いたしました。

 次に、議第61号、平成19年度田原本町一般会計補正予算(第4号)につきましては、今回の補正予算額は3億1,510万4,000円の増額で、予算規模は100億3,884万4,000円であります。このうち当委員会所管にかかる補正予算についてご報告申し上げます。

 まず、歳出予算のうち、第1款議会費から第9款教育費の人件費にかかる補正につきましては、一般会計全体で3,338万9,000円増額されるものであります。

 その主な要因といたしましては、人事院勧告に伴い国家公務員に準じた給与改正による増額、機構改革等に伴う課の再編・管理職への昇格による手当の増額、早期退職希望者の退職手当組合への特別負担金の増額、並びに共済負担金の負担率の変更による増額であります。

 各款の目別の人件費の調整は、機構改革を含めた現時点の人事配置に伴い調整を図られるものであります。

 次に、人件費以外の補正でございますが、第2款総務費、第1項第9目財政調整基金費2億5,000万円の増額は、平成18年度一般会計決算により生じました剰余金の一部を財政調整基金に積み立てるため補正されるものであります。

 第9款教育費、第4項第1目幼稚園費327万1,000円の増額につきましては、幼稚園教諭の負傷による代替教諭及び特別支援教諭の採用に伴い補正されるものであります。なお、今回の補正財源といたしましては、繰越金をもって充当されるものであります。当委員会は全員賛成で了承いたしました。

 以上、当委員会に付託されました議案につきましては、それぞれご報告申し上げたとおりでございます。

 議員各位におかれましては、よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げまして、委員長報告を終わらせていただきます。

議長(松本宗弘君)

 暫時休憩いたします。

 午前10時31分 休憩

 午前10時40分 再開

議長(松本宗弘君)

 再開いたします。

 駅前整備事業特別委員会委員長、3番、竹邑利文議員。

(3番 竹邑利文君 登壇)

3番(竹邑利文君)

 議長のご指名によりまして、駅前整備事業特別委員会を代表いたしまして委員長報告を申し上げます。

 平成19年第4回定例会におきまして、当委員会に付託されました議案につき、去る12月13日午前11時より委員会を開催し、全委員出席のもと、理事者を始め関係部課長の出席を求め、慎重に審議いたしました経過並びに結果についてご報告いたします。

 まず、議第54号、田原本町自転車駐車場条例の全部を改正する条例についてでありますが、田原本駅前整備事業による田原本駅前自転車駐車場の設置に伴い、従来からありました田原本自転車駐車場条例を見直し全部改正をされるものです。

 改正の主な内容は、施設の名称等を規定するとともに、その他所要の規定を整備をされるものでございます。

 施設の管理につきましては、地方自治法第244条の2第3項の規定に基づき指定管理者に行わせようとされるものです。

 なお、田原本駅前自転車駐車場は、駅前整備事業の一環として田原本町170番地の2に整備されるもので、近々に建設に取りかかり、平成20年7月に360台分の暫定供用を予定されています。最終完成は平成22年3月末で420台を予定されています。利用料金につきましては、定期利用料金が1カ月2,200円、一時預かり利用料金は100円であり、当委員会は全員賛成で原案どおり了承いたしました。

 次に、議第69号、財産の取得につきましては、田原本町駅周辺整備事業の用地取得費でありまして、全体整備面積6,160平方メートルのうち、取得対象面積は5,210平方メートルであります。

 今回、平成18年度に土地開発公社が取得されました田原本町197番11他6筆、権利者数6件分の土地510.31平方メートルと補償4件、総額2億2,871万5,376円で取得されるものであり、当委員会は全員賛成で原案どおり了承いたしました。

 議員各位におかれましては、よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げまして、委員長報告を終わります。

 ありがとうございました。

議長(松本宗弘君)

 以上をもちまして各委員長の報告を終わります。

 それではただいまから各委員長の報告に対し質疑を許します。質疑ありませんか。

(「ありません」と呼ぶ者あり)

議長(松本宗弘君)

 ないようですので、これにて質疑を打ち切ります。

 これより討論に入ります。まず原案に反対者の発言を許します。5番、吉田議員。

(5番 吉田容工君 登壇)

5番(吉田容工君)

 それでは反対討論をさせていただきます。

 まず、議第54号、田原本町自転車駐車場条例の全部を改正する条例についてであります。田原本駅前自転車駐車場の一時利用料金100円について問題があり、反対いたします。

 田原本駅周辺の自転車預かり料金は現行最高150円から100円で営業されています。町営の駐輪場が来年開業するときは、駅改札は現在の東側だけであり、周辺駐輪場の中で一番遠くに位置し、最低価格100円は妥当な金額と推察できます。しかし、駅前広場事業が完成したときは西側改札が開設されており、駅に近い駐輪場になります。他の自転車預かり業者と比べて駅に近くて安い駐輪場になってしまいます。駅西側改札完成時に料金改定することは困難であることを考慮すると、自転車預かり料金100円は同業他社の営業を圧迫することになります。本業がままならず駐輪場経営で何とか生計を立てておられる事業者が多い中、町営駐輪場開設が住民の営業を圧迫することになると、住民の生活を追い詰めることになります。それでなくても営業を廃止される方が後を絶たない状態なのに、町が商店街の灯を消すことになります。

 このように自転車一時預かり料金100円には大きな問題をはらんでいることから、議員の皆さんが私と一緒に反対され再検討されることを求めるものです。

 次に、議第55号、田原本町訪問看護ステーション設置条例を廃止する条例についてであります。

 訪問看護ステーションは平成9年に町が住民の介護・看護に責任を果たす立場で他市町村に先駆けて開設されました。町の積極的な取り組みでした。町訪問看護ステーション廃止の理由に民間事業者がふえたと主張されましたが、訪問看護事業者は横ばいで、訪問介護事業所に至っては事業廃止されるところも出てきています。実際町の訪問看護ステーションは開設以来、平成16年度までは大きな黒字を計上していたことを考えると、町の姿勢が後退したがために事業規模が縮小してきたものと推察されます。町営事業所を廃止することは、住民にとっては選択肢が減ること。町にとっては訪問介護・看護で培ってきた蓄積をもとに、福祉の取り組みを充実されてこられたノウハウが失われ、町の責任を果たせなくなることにつながります。訪問看護ステーション廃止、同条例を廃止を撤回し、田原本町をさらに住みやすい町にするためにも議員の皆さんが反対されることを求めるものです。

 次に、議第69号、財産の取得についてであります。

 これまでの取得価格は坪当たり84万円、96万円でした。ところが今回は148万円です。移転補償を含むために購入価格にばらつきがあると説明を受けました。田原本駅周辺整備事業用地については、奈良県の公用用地取得に伴う損失補償基準に基づいて行っていると報告を受けています。しかし、残念なことは補償基準を公開せずに交渉が始められたため、建物移転補償や営業補償等について不信感を抱きながら同意したという地権者がおられます。今でも移転雑費の中の営業補償額を教えてもらえなかったという苦情を聞いております。今回の用地買い上げが地権者、住民を納得させる手続きで進められなかったことから本議案に反対いたします。

 次に、議第70号、指定管理者の指定についてであります。

 老人福祉センター設置条例に指定管理者に行わせる事業が定めてあります。1番目として、福祉センターの使用の承認等に関する業務。2番目として、福祉センターの施設及び設備の維持管理に関する業務。3番目として、老人の生活相談・健康相談等に関する業務。4番目として、老人の教養向上のための講座開催やレクリエーション等の活動促進に関する事業。5番目として、その他福祉センターの設置目的を達成するために必要な事業と規定されています。しかし、総括質疑の中で、老人体操やちぎり絵教室、健康体操などは町が行うと答弁されました。今回提案されている指定管理者に生活相談や健康相談に答える能力も、教養向上のための講座やレクリエーション活動を促進される能力を町が指定管理者に求めていないことになります。その結果、指定管理者にはそれに応えるだけの能力がないことになるのではないでしょうか。田原本町老人福祉センター設置条例の適正な運営ができない業者を指定することには大きな問題があります。議員の皆さんが、この指定管理者の指定に反対して再度吟味されることを求めるものです。

 次に、議第71号、土地改良事業施行の知事協議についてであります。本件協議自体に反対するものではありませんが、計画事業費に疑義があり、反対をいたします。

 本事案は150メートルの深井戸の掘削とポンプの設置です。田原本町水道部が平成17年度に行った200メートルの深井戸の事業費はポンプ設置と合わせて3,300万円でした。もしこの事案が入札で10%以上の減額となったとしても、深さ50メートルも浅いにもかかわらず同程度の金額になります。私は計画事業費をまだまだ圧縮できると考えております。そこで議員の皆さんが本議案に反対され再吟味されることを求めるものであります。

 以上です。

議長(松本宗弘君)

 次に、原案に賛成者の発言を許します。

(「ありません」と呼ぶ者あり)

議長(松本宗弘君)

 ないようですので、これにて討論を打ち切ります。それではこれより採決に入ります。

 まず、議第51号、職員の自己啓発等休業に関する条例を採決いたします。本議案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決することに賛成諸君の挙手を求めます。

(挙手する者あり)

議長(松本宗弘君)

 全員賛成と認めます。よって、本議案は原案のとおり可決されました。

 続きまして、議第52号、職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例を採決いたします。本議案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決することに賛成諸君の挙手を求めます。

(挙手する者あり)

議長(松本宗弘君)

 全員賛成と認めます。よって、本議案は原案のとおり可決されました。

 続きまして、議第53号、一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例を採決いたします。本議案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決することに賛成諸君の挙手を求めます。

(挙手する者あり)

議長(松本宗弘君)

 全員賛成と認めます。よって、本議案は原案のとおり可決されました。

 続きまして、議第54号、田原本町自転車駐車場条例の全部を改正する条例を採決いたします。本議案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決することに賛成諸君の挙手を求めます。

(挙手する者あり)

議長(松本宗弘君)

 賛成多数と認めます。よって、本議案は原案のとおり可決されました。

 続きまして、議第55号、田原本町訪問看護ステーション設置条例を廃止する条例を採決いたします。本議案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決することに賛成諸君の挙手を求めます。

(挙手する者あり)

議長(松本宗弘君)

 賛成多数と認めます。よって、本議案は原案のとおり可決されました。

 続きまして、議第56号、奈良県市町村会館管理組合の解散についてを採決いたします。本議案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決することに賛成諸君の挙手を求めます。

(挙手する者あり)

議長(松本宗弘君)

 全員賛成と認めます。よって、本議案は原案のとおり可決されました。

 続きまして、議第57号、奈良県市町村会館管理組合の解散に伴う財産処分についてを採決いたします。本議案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決することに賛成諸君の挙手を求めます。

(挙手する者あり)

議長(松本宗弘君)

 全員賛成と認めます。よって、本議案は原案のとおり可決されました。

 続きまして、議第58号、奈良県市町村非常勤職員公務災害補償組合の解散についてを採決いたします。本議案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決することに賛成諸君の挙手を求めます。

(挙手する者あり)

議長(松本宗弘君)

 全員賛成と認めます。よって、本議案は原案のとおり可決されました。

 続きまして、議第59号、奈良県市町村非常勤職員公務災害補償組合の解散に伴う財産処分についてを採決いたします。本議案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決することに賛成諸君の挙手を求めます。

(挙手する者あり)

議長(松本宗弘君)

 全員賛成と認めます。よって、本議案は原案のとおり可決されました。

 続きまして、議第60号、奈良県市町村職員退職手当組合の共同処理する事務の変更、規約の変更及び組合を組織する地方公共団体の数の増加についてを採決いたします。本議案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決することに賛成諸君の挙手を求めます。

(挙手する者あり)

議長(松本宗弘君)

 全員賛成と認めます。よって、本議案は原案のとおり可決されました。

 続きまして、議第61号、平成19年度田原本町一般会計補正予算(第4号)を採決いたします。本議案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決することに賛成諸君の挙手を求めます。

(挙手する者あり)

議長(松本宗弘君)

 全員賛成と認めます。よって、本議案は原案のとおり可決されました。

 続きまして、議第62号、平成19年度田原本町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。本議案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決することに賛成諸君の挙手を求めます。

(挙手する者あり)

議長(松本宗弘君)

 全員賛成と認めます。よって、本議案は原案のとおり可決されました。

 続きまして、議第63号、平成19年度田原本町公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。本議案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決することに賛成諸君の挙手を求めます。

(挙手する者あり)

議長(松本宗弘君)

 全員賛成と認めます。よって、本議案は原案のとおり可決されました。

 続きまして、議第64号、平成19年度田原本町老人保健特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。本議案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決することに賛成諸君の挙手を求めます。

(挙手する者あり)

議長(松本宗弘君)

 全員賛成と認めます。よって、本議案は原案のとおり可決されました。

 続きまして、議第65号、平成19年度田原本町介護保険特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。本議案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決することに賛成諸君の挙手を求めます。

(挙手する者あり)

議長(松本宗弘君)

 全員賛成と認めます。よって、本議案は原案のとおり可決されました。

 続きまして、議第66号、平成19年度田原本町居宅サービス事業特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。本議案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決することに賛成諸君の挙手を求めます。

(挙手する者あり)

議長(松本宗弘君)

 全員賛成と認めます。よって、本議案は原案のとおり可決されました。

 続きまして、議第67号、平成19年度磯城郡介護認定審査会共同設置特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。本議案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決することに賛成諸君の挙手を求めます。

(挙手する者あり)

議長(松本宗弘君)

 全員賛成と認めます。よって、本議案は原案のとおり可決されました。

 続きまして、議第68号、平成19年度田原本町水道事業会計補正予算(第1号)を採決いたします。本議案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決することに賛成諸君の挙手を求めます。

(挙手する者あり)

議長(松本宗弘君)

 全員賛成と認めます。よって、本議案は原案のとおり可決されました。

 暫時休憩いたします。

(13番 竹村和勇君 退席)

 午前11時00分 休憩

午前11時00分 再開

議長(松本宗弘君)

 再開いたします。

 続きまして、議第69号、財産の取得についてを採決いたします。本議案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決することに賛成諸君の挙手を求めます。

(挙手する者あり)

議長(松本宗弘君)

 賛成多数と認めます。よって、本議案は原案のとおり可決されました。

 暫時休憩いたします。

(13番 竹村和勇君 着席)

 午前11時01分 休憩

 午前11時01分 再開

議長(松本宗弘君)

 再開いたします。

 続きまして、議第70号、指定管理者の指定についてを採決いたします。本議案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決することに賛成諸君の挙手を求めます。

(挙手する者あり)

議長(松本宗弘君)

 賛成多数と認めます。よって、本議案は原案のとおり可決されました。

 続きまして、議第71号、土地改良事業施行の知事協議についてを採決いたします。本議案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告どおり決することに賛成諸君の挙手を求めます。

(挙手する者あり)

議長(松本宗弘君)

 賛成多数と認めます。よって、本議案は原案のとおり可決されました。

 以上をもちまして、今期定例会に付議されました議第51号より議第71号までの21議案につきましてはすべて議了いたしました。

会中の継続審査について

議長(松本宗弘君)

 お諮りいたします。それぞれの委員長より、審査中の事件について閉会中の継続審査に付したいとの申し出がありますが、これに付することにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

議長(松本宗弘君)

 ご異議なしと認めます。よって、それぞれの委員長の申し出どおり会議規則第74条の規定により、閉会中の継続審査に付することにいたします。

 以上をもちまして、今期定例会の日程はすべて終了いたしました。よって、今期定例会は本日をもって閉会といたします。

 閉会に当たり一言ごあいさつを申し上げます。

 今期定例会は、去る10日に開会し、本日14日までの5日間の長きにわたりまして、議員各位には終始熱心に慎重にご審議をいただき厚く御礼を申し上げます。

 さて、ことしも残すところわずかとなり、これから寒さも一段と厳しさを増してまいります。皆さんにおかれましては何とぞご自愛をいただき、ご健勝でよい年を迎えられますよう、また新たな年におきましても町勢発展のために、なお一層のご尽力を賜りますよう祈念を申し上げまして、閉会のあいさつといたします。

 ありがとうございました。

町長閉会挨拶

議長(松本宗弘君)

 それでは閉会に当たりまして、町長よりあいさつを受けることにいたします。町長。

(町長 寺田典弘君 登壇)

町長(寺田典弘君)

 議長のお許しをいただきまして、平成19年田原本町議会第4回定例会の閉会に当たりまして、一言御礼のごあいさつを申し上げます。

 議員各位におかれましては、公私何かとご多用の中、去る12月10日から本日までの長きにわたりまして、提案させていただきました各議案につきまして、慎重にご審議を賜り、しかも各議案すべて原案どおりにご議決、ご同意をいただきましたことにつきまして、厚く御礼を申し上げる次第でございます。

 また、会期中の本会議並びに委員会審議を通じまして賜りましたご意見、ご要望につきましては、十分その意を体しまして、今後の町政運営に取り組んでまいりたいと考えている次第でございます。

 これから年の瀬もいよいよ押し迫り、寒さも一層増してまいります。議員各位におかれましては、ご健康に十分ご留意をいただきまして、今後とも本町発展のため一層のご支援、ご協力を賜りますようお願いを申し上げますとともに、希望あふれる新年を迎えられますよう祈念を申し上げ、まことに簡単ではございますが、閉会のあいさつとさせていただきます。

 ありがとうございました。

議長(松本宗弘君)

 それではこれにて閉会をいたします。

 ありがとうございました。

 午前11時05分 閉会

 地方自治法第123条第2項の規定により署名する
 田原本町議会議長 松本宗弘
 田原本町議会議員 小走善秀
 田原本町議会議員 吉川博一
 田原本町議会議員 上田幸弘

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