平成20年田原本町議会第2回定例会会議録(第1日)

2008年9月8日更新

平成20年6月5日

午前10時01分開会
於田原本町議会議場

出席議員

14名

1番

古立憲昭君

2番

西川六男君

3番

竹邑利文君

4番

辻一夫君

5番

吉田容工君

6番

植田昌孝君

7番

松本美也子君

8番

小走善秀君

9番

吉川博一君

10番

松本宗弘君

11番

上田幸弘君

12番

安達周玄君

13番

竹村和勇君

14番

欠員

15番

欠員

16番

鶴藤幾長君

欠席議員

 0名

出席した議会事務局職員

議会事務局長

松井敦博君

議事係長

谷口定幸君

地方自治法第121条の規定により出席した者

町長

寺田典弘君

副町長

森口淳君

総務部長

中島昭司君

総務部参事

石本孝男君

住民福祉部長

松田明君

生活環境部長

小西敏夫君

産業建設部長

森島庸光君

水道部長

渡邉和博君

総務課長

吉川建君

監査委員

楢宏君

教育委員長

大西宏興君

教育長

濱川利郎君

教育次長

松原伸兆君

会計管理者

福西博一君

選挙管理委員会事務局長

安部和夫君

農業委員会事務局長

鍬田芳嗣君

議事日程

報告例月出納検査結果報告

提出案件

報第3号

平成19年度田原本町一般会計予算繰越明許費繰越計算書の報告

報第4号

田原本町国民健康保険税条例の一部を改正する条例の専決処分の報告

報第5号

田原本町税条例の一部を改正する条例の専決処分の報告

報第6号

田原本町都市計画税条例の一部を改正する条例の専決処分の報告

報第7号

田原本町国民健康保険税条例の一部を改正する条例の専決処分の報告

報第8号

平成20年度田原本町老人保健特別会計補正予算(第1号)の専決処分の報告

議第26号

田原本町税条例の一部を改正する条例

議第27号

田原本町都市計画税条例の一部を改正する条例

議第28号

田原本町農業委員会の選挙による委員の定数に関する条例の一部を改正する条例

議第29号

奈良県後期高齢者医療広域連合規約の変更について

議第30号

都市水環境整備事業(特)第20-1号工事請負契約締結について

議第31号

都市水環境整備事業(公)第20-2号工事請負契約締結について

議第32号

都市水環境整備事業(特)第20-3号工事請負契約締結について

議第33号

都市水環境整備事業(公)第20-4号工事請負契約締結について

議第34号

財産の取得について

議第35号

指定管理者の指定について

発議第3号

「クールアース・デー」(地球温暖化防止の日)の創設等を求める意見書

議事録

午前10時01分開会

議長(松本宗弘君)

 ただいまの出席議員数は14名で定足数に達しております。よって議会は成立いたしました。
 これより平成20年田原本町議会第2回定例会を開会し、直ちに会議を開きます。

町長開会挨拶

議長(松本宗弘君)

 町長より定例会招集についてのあいさつを受けることにいたします。町長。

 (町長寺田典弘君登壇)

町長(寺田典弘君)

 おはようございます。
 議長のお許しをいただきまして、平成20年田原本町議会第2回定例会の開会に際しまして、一言ごあいさつを申し上げさせていただきます。
 議員各位におかれましては、常日ごろから町勢発展に多大なご支援、ご協力を賜っておりますこと、厚く御礼を申し上げます。また、本日は公私何かとご多用の中ご出席をいただき、今期定例会を開会でき得ましたことに厚く御礼を申し上げる次第でございます。
 さて、現在の我が国は厳しい財政事情のもと、社会保障制度の維持や地球環境といった問題に加え、ガソリンの高騰など、私たちの生活に大きな影響を与える多くの課題に直面をしております。
 一方、近隣諸国に目を転じますと、ミャンマーでは13万人の死者・行方不明者を出した大型サイクロンが、中国では西部四川省を震源といたしますマグニチュード7.8の大規模地震がそれぞれ発生をし、改めて自然災害の脅威を見せつけられたところでございます。現実の報道を通して被害の大きさは言うまでもありませんが、建物の耐震性、災害への正しい知識、さらには正確な情報が少なかったことが多方面から指摘されているところであります。本町ではこれらの国内外の災害を教訓として、地域住民への災害の不安を少しでも和らげられるよう情報提供の推進に取り組んでおり、今月には広報紙とともに「洪水・地震・ハザードマップ」を配布させていただいたところでございます。町民の皆様の家庭や地域における身近な防災対策に役立てていただくとともに、災害に強いまちづくりに活用してまいりたいと考えておるところでございます。
 そのような中、今期定例会におきましては、1件の報告事項及び15議案の重要案件につきましてご審議を賜るわけでございますが、何とぞよろしくお願いを申し上げまして、開会に際しましてのあいさつとさせていただきます。
 ありがとうございました。

会期の決定

議長(松本宗弘君)

 会期の件についてお諮りいたします。本定例会の会期は本日から11日までの7日間といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

議長(松本宗弘君)

 ご異議なしと認めます。よって会期は11日までの7日間と決定いたしました。

会議録署名議員の選出

議長(松本宗弘君)

 お諮りいたします。会議録署名議員の選出については、会議規則第119条の規定により、議長より指名することにご異議ございませんか。

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

議長(松本宗弘君)

 ご異議なしと認めます。よって議長より指名いたします。
 1番,古立議員,2番,西川議員,3番,竹邑利文議員、以上の3名の方にお願いいたします。

報告(例月出納検査結果報告)

議長(松本宗弘君)

 報告事項を求めます。
 現金出納検査の結果について、代表監査委員。

 (監査委員楢宏君登壇)

監査委員(楢宏君)

 議長のご指名によりまして、去る3月26日,4月28日並びに5月26日に実施いたしました現金出納検査の結果をご報告いたします。
 一般会計及び各特別会計に属する2月29日,3月31日並びに4月30日現在の出納状況について検査いたしましたところ、検査現在日での現金残高は、町指定金融機関保有の現金残高及び各金融機関の預金残高の合計と歳入歳出簿現金残高と符合し、関係法令を遵守の上、的確に処理されていたことをご報告申し上げます。
 以上でございます。

議長(松本宗弘君)

 日程の説明の間、暫時休憩いたします。

午前10時06分休憩

午前10時07分再開

議長(松本宗弘君)

 休憩前に引き続き会議を開きます。
 日程に入ります。

発議第3号「クールアース・デー」(地球温暖化防止の日)の創設等を求める意見

議長(松本宗弘君)

 発議第3号、「クールアース・デー」(地球温暖化防止の日)の創設等を求める意見書を議題といたします。
 お諮りいたします。本議案につきましては、すでに招集通知とともに配付をいたしておりますので、この際議案の朗読を省略いたしまして、提出者より趣旨説明を求めたいと思いますが、これにご異議ございませんか。

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

議長(松本宗弘君)

 ご異議なしと認めます。よって朗読を省略いたします。
 それでは提出者より趣旨説明を求めます。1番、古立議員。

 (1番古立憲昭君登壇)

1番(古立憲昭君)

 それでは議長のお許しをいただきまして、今期定例会に上程いたしました「クールアース・デー」(地球温暖化防止の日)の創設等を求める意見書に対する趣旨説明をさせていただきます。
 ご存じのように地球温暖化を防止するため、我が国は京都議定書で2012年までに1990年比で6%の温室効果ガス削減を約束しております。しかし、現在我が国のガス排出量は家庭やオフィスなどの増加分で、1990年比以上に上回っているのが現状でございます。そうした中においても温暖化対策の必要がございます。そしてその温暖化の影響というのは、乾燥地域の拡大や氷河の後退、異常気象の頻発、海面上昇等、地球温暖化の影響によるものと指摘されている事象が地球規模で顕在化しております。
 20世紀の間に地球の平均気温は0.6℃上昇し、我が国の平均気温も1℃上昇いたしました。最悪の場合、2100年には18世紀の産業革命以前と比較して、6.4℃気温が上がり88センチメートル海面が上昇するとの予測もあり、地球温暖化防止に向けた取り組みが喫緊の課題であることは、だれの目にも明らかでございます。
 こうした環境・気候変動問題等を主要テーマに、本年7月、日本を議長国として北海道洞爺湖サミットが開催されます。政府においてもダボス会議で福田総理が「クールアース推進構想」を提唱するなど、京都議定書の温室効果ガス削減目標達成のために地球温暖化対策推進法の改正を進めるなど、所要の温暖化防止対策を講じているところであります。加えて、環境立国を目指す我が国がサミット開催国として積極的に議論をリードするとともに、地球温暖化防止に向けた国民的取り組みをより一層推進する責務があることは論を待ちません。
 こうした観点から、サミットの象徴として、開催初日の7月7日を「クールアース・デー」と定めることを始め、地球温暖化防止に向けた国民的取り組みへの意識啓発を促すため、政府に対して以下の事項について強く要請するものであります。
 1つ、北海道洞爺湖サミットの開催初日の7月7日を「クールアース・デー」と宣言し、地球温暖化防止のために啓発し合い、みんなで行動する日と定めること。
 1つ、当日はCO2 削減のため、全国のライトアップ施設や家庭などが連携して電力の使用を一定時間控えるライトダウン運動などの啓発イベントを開催し、地球温暖化防止のために行動する機会の創出に取り組むこと。
 1つ、クールビズやウォームビズについては認知度を深めるとともに、温度調節などの実施率を高めること。
 1つ、「チーム・マイナス6%」などの国民参加型運動の一層の普及促進を図り、国民運動に対する協賛企業の拡大や、エコポイント制度の普及促進に努めること。
 1つ、商品の料金の一部が温室効果ガス削減事業に充てられる仕組みとなるカーボンオフセット(温室効果ガスの相殺)については、関係者による協議体をつくり、その信用性を高めること。
 以上で「クールアース・デー」(地球温暖化防止の日)の創設等を求める意見書の趣旨説明を終わらせていただきます。議員各位におかれましては、ご理解賜りまして、ご賛同いただきますようよろしくお願い申し上げます。
 ありがとうございました。

議長(松本宗弘君)

 ただいまの趣旨説明に対し質疑を許します。5番、吉田議員。

5番(吉田容工君)

 私もですね、この地球温暖化防止の活動は全面的に展開しなければならないと思いますし、国民一人一人の行動もそうでありますが、いろんなところで努力するべきだという観点を踏まえておるつもりでおります。
 そこで提案者の方にご質問しますが、今この提案の5つの項目のうちですね、大体は国民がこうしましょうと、国民運動しましょうということで書かれてあるわけですけども。この各家庭から国民が排出するCO2 の量は全体の排出量のどのぐらいを占めるのか、そして総排出量のうち、どういうところの部分が多いのか、ちょっと説明をお願いできますか。

議長(松本宗弘君)

 1番、古立議員。

1番(古立憲昭君)

 大変厳しい質問でございまして、そこの具体的な数字はちょっと手元に控えておりません。私の意見書は一定の方向性を示しているものであって、具体的なものに関しては、これからやはり進めていただきたいという意味でございますので、そのへんのところをこの意見書の趣旨をご理解いただきたいと思います。以上です。

議長(松本宗弘君)

 5番、吉田議員。

5番(吉田容工君)

 そうしましたらですね、ちょっとこれは行政側にお伺いしたいんですけれども。今、京都議定書で1990年比マイナス6%のCO2 の排出の削減を目指していると、国を挙げて目指していると。結果的にはプラス6.4%程度の増ということになっているんですけども。それでは田原本町では現在、1990年比どのぐらいの減になっているか、そのへんの係数はわかりますか。

議長(松本宗弘君)

 生活環境部長。

生活環境部長(小西敏夫君)

 1990年度(平成2年度)ですかね、それに対する対比というのは今のところやっておりません。ただ、今の実施計画等によりまして、平成16年度を基準に18・19・20・21・22年度という形の比較というのはやっていこうというふうに考えております。

議長(松本宗弘君)

 5番、吉田議員。

5番(吉田容工君)

 そしたらその比較はどうなりましたですか。結果を教えてもらえますか。

議長(松本宗弘君)

 生活環境部長。

生活環境部長(小西敏夫君)

 田原本町地球温暖化実行計画という形で町内、田原本町自身が取り組んでいる問題でございまして、平成16年度比に比べまして平成18年度は4.6%の削減、それから平成19年度につきましては5.55%の削減であると。で、まあ目標としては6%を考えているという考えでございます。

議長(松本宗弘君)

 5番、吉田議員。

5番(吉田容工君)

 あのですね、まあ平成16年度比というのは、もともと京都議定書とは全然関係ない話ですよね。そのへんはちょっと非常に疑問なんです。で、私は素人ですけども、その1990年以降、田原本町で新しい施設でどこができたかと言いますと青垣生涯学習センターができたわけですよね。これの電気をどのぐらい使っているかということをちょっと昨日聞いてみたんですけども、電気は1カ月12万6,000キロワット。で、年間にしましたら152万キロワット。これをCO2 に換算しますと668トン年間排出が出ているという計算になるらしいですわ。さらに1990年と比べてごみの焼却量はどうなっているか、これもちょっと確認させてもらったんですけども。1990年の焼却量は8,601トン、昨年が1万2,801トンで4,200トンふえていると。これをCO2 に換算しますと3,696トン、合計4,364トンふえているというような、これは概算ですし、ほかにいろんな取り組みもされておられて、もっと少ない数字になるんだろうと思いますけどもね。
 私は、なぜこんなことを言ったかといったら、要するにこのCO2 の排出は家庭から出ている排出量は全体の5%です。で、家庭で使っている車、これが全体の6%ですね。あとは企業活動から出ている率は、これはね、ですから86%が企業活動から出ているわけですね。そういう点では企業活動も踏まえた形の温暖化防止対策というのを求めるのが私は一番筋じゃないかと思うわけです。
 その点では今回の提案の中で、国民参加型の運動、さらには全国のライトアップ施設や家庭などが連携して電力の使用を一定時間控えるライトダウン運動等、具体的には主に家庭を対象とした提案じゃないかと私は思うんですけども、そうではないですか。

 (「暫時休憩」と呼ぶ者あり)

議長(松本宗弘君)

 暫時休憩します。

午前10時19分休憩

午前10時20分再開

議長(松本宗弘君)

 再開いたします。
 1番、古立議員。

1番(古立憲昭君)

 吉田議員の言われることはよくわかるんですけども。今回私のこの意見書に対する質問とか質疑とかというのはわかるんですけども、行政の方に対して今聞かれるというのは少し趣旨が違うと思うんですね。
 確かにおっしゃるように企業もさることながら、やはり全国民的な運動に広げねばならないと思う趣旨でございますので、そのへんのところをご理解いただきたいと思います。

議長(松本宗弘君)

 ほかにありませんか。

 (「ありません」と呼ぶ者あり)

議長(松本宗弘君)

 ないようですので、これにて質疑を打ち切ります。
 これより討論に入ります。まず原案に反対者の発言を許します。5番、吉田議員。

 (5番吉田容工君登壇)

5番(吉田容工君)

 発議第3号、「クールアース・デー」(地球温暖化防止の日)の創設等を求める意見書に対して反対討論をさせていただきます。
 先ほど私も申しましたように地球温暖化を止めるという点で、国を挙げてこの取り組みに参加するということは今求められていることだろうと思いますし、その意義はわかります。さらに国民的運動にするという意義もわかります。
 ただ、議会として意見書を提出にするにあたって、今、国のほうで進められていることに対する問題点を指摘し、さらなるこの地球温暖化防止対策をとるよう求めることが、やはり本来必要なんではないかと思うわけであります。
 先ほど質疑の中で申し上げましたように、日本全国で発生しているCO2 は12億8,400万トンであります。そのうちの家庭から出る部分、家庭の運輸部分、自動車・単車等から出る分を足して11%、また廃棄物の焼却等から出るCO2 は3%と言われているわけであります。すべてで全体の14%が家庭等から出るCO2 の排出量、その他の分は企業活動から生じるCO2 の排出量であります。その点でこの洞爺湖サミットで一番大きな問題になるというのが、日本の国が中期目標を設定して、国が指導力を示してこのCO2 排出削減に取り組むかどうかが問われているのではないかと思うわけであります。
 京都議定書が締結されて以降、日本の政府は企業の自主性を尊重し、自主目標を設定させてそれを実行するというような形をとってきた結果、1990年比マイナス6%という目標に対して、プラス6%を超える増加になってしまったということが実情ではないでしょうか。その点では政府が中期目標を設定し、その目標を達成するために国・企業・国民が力を合わしていくということが今求められているのではないでしょうか。
 その点では先ほども行政に質問しましたように、行政自体も1990年比の目標を持っていないということであります。この点では企業・公共団体等にも自覚を促す、そういう趣旨の意見書となっていないことから本意見書には反対を表明させていただきます。
 以上です。

議長(松本宗弘君)

 次に原案に賛成者の発言を許します。

 (「ありません」と呼ぶ者あり)

議長(松本宗弘君)

 ないようですので、これにて討論を打ち切ります。
 これより発議第3号、「クールアース・デー」(地球温暖化防止の日)の創設等を求める意見書を採決いたします。本案を原案どおり決することに賛成諸君の挙手を求めます。

 (挙手する者あり)

議長(松本宗弘君)

 賛成多数と認めます。よって本議案は原案のとおり可決されました。

報第3号平成19年度田原本町一般会計予算繰越明許費繰越計算書の報告

議長(松本宗弘君)

 続きまして、報第3号、平成19年度田原本町一般会計予算繰越明許費繰越計算書の報告を議題といたします。
 お諮りいたします。本議案につきましては、すでに招集通知とともに配付をいたしておりますので、議員各位におかれましては熟読を願っている関係上、この際議案の朗読を省略いたしまして、町長より報告議案の説明を求めたいと思いますが、これにご異議ございませんか。

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

議長(松本宗弘君)

 ご異議なしと認めます。よって朗読を省略いたします。
 町長より報告議案の説明を求めます。町長。

 (町長寺田典弘君登壇)

町長(寺田典弘君)

 それでは議長のご指名によりまして、平成20年田原本町議会第2回定例会に提出させていただいた各議案のうち報告事項につきまして、その概要の説明を申し上げます。
 報第3号、平成19年度田原本町一般会計予算繰越明許費繰越計算書の報告につきましては、第7款土木費、都市計画見直し素案策定業務委託料262万5,000円、駅前周辺整備事業費4億1,960万円及び第9款教育費、平野小学校校舎耐震補強事業費5,700万円をそれぞれ翌年度へ繰り越したもので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により議会に報告するものであります。
 以上、概要説明とさせていただきます。

議長(松本宗弘君)

 ただいまの町長の報告議案の説明に対し質疑を許します。質疑ありませんか。

 (「ありません」と呼ぶ者あり)

議長(松本宗弘君)

 ないようですので、これにて質疑を打ち切ります。
 以上をもちまして報第3号、平成19年度田原本町一般会計予算繰越明許費繰越計算書の報告については、議会の承認事項ではありませんので、以上でご了承をお願いいたします。

報第4号田原本町国民健康保険税条例の一部を改正する条例の専決処分の報告

報第5号田原本町税条例の一部を改正する条例の専決処分の報告

報第6号田原本町都市計画税条例の一部を改正する条例の専決処分の報告

報第7号田原本町国民健康保険税条例の一部を改正する条例の専決処分の報告

報第8号平成20年度田原本町老人保健特別会計補正予算(第1号)の専決処分の報告

議第26号田原本町税条例の一部を改正する条例

議第27号田原本町都市計画税条例の一部を改正する条例

議第28号田原本町農業委員会の選挙による委員の定数に関する条例の一部を改正する条例

議第29号奈良県後期高齢者医療広域連合規約の変更について

議第30号都市水環境整備事業(特)第20-1号工事請負契約締結について

議第31号都市水環境整備事業(公)第20-2号工事請負契約締結について

議第32号都市水環境整備事業(特)第20-3号工事請負契約締結について

議第33号都市水環境整備事業(公)第20-4号工事請負契約締結について

議第34号財産の取得について

議第35号指定管理者の指定について

議長(松本宗弘君)

 続きまして、報第4号、田原本町国民健康保険税条例の一部を改正する条例の専決処分の報告より、議第35号、指定管理者の指定につきましての15議案については、会議規則第37条の規定により、この際一括上程いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

議長(松本宗弘君)

 ご異議なしと認めます。よって報第4号より議第35号までの15議案につきましては一括議題といたします。
 お諮りいたします。本議案につきましては、すでに招集通知とともに配付をいたしておりますので、議員各位におかれましては熟読を願っている関係上、この際議案の朗読を省略いたしまして、町長より提案理由の説明を求めたいと思いますが、これにご異議ございませんか。

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

議長(松本宗弘君)

 ご異議なしと認めます。よって朗読を省略いたします。町長より提案理由の説明を求めます。町長。

 (町長寺田典弘君登壇)

町長(寺田典弘君)

 議長のご指名によりまして、平成20年田原本町議会第2回定例会に提出させていただきました各議案につきまして、その概要の説明を申し上げます。
 初めに、報第4号及び報第7号、田原本町国民健康保険税条例の一部を改正する条例の専決処分の報告につきましてご説明申し上げます。
 まず、報第4号につきましては、平成20年度から医療制度が大きく変わることから、国民健康保険税の応益、応能の平準化を進め、低所得者に対する軽減措置の拡大を図るとともに、新たに加えられた後期高齢者医療制度支援金にかかる課税算定基準を考慮し税率の見直しを行うものでございます。
 賦課期日の関係から地方自治法第179条第1項の規定によりまして、平成20年3月31日付で専決処分させていただいたものでございます。
 次に、報第7号につきましては、地方税法等の改正により基礎課税額の課税限度額を56万円から47万円に引き下げられたこと、後期高齢者医療支援金等課税額の課税限度額が12万円とされたこと、国保被保険者世帯の一部が後期高齢者医療制度の被保険者になった世帯、いわゆる特定世帯において世帯構成や収入が変わらなければ、5年間これまでと同様の軽減が受けられること、国保被保険者が1人となるときは5年間平等割額が半額に軽減されることとしたものでございます。
 施行日等の関係から地方自治法第179条第1項の規定によりまして、平成20年4月30日付で専決処分させていただいたもので、納税者に有利になる改正であり遡及適用させていただいたものでございます。
 次に、報第5号、田原本町税条例の一部を改正する条例の専決処分の報告及び報第6号、田原本町都市計画税条例の一部を改正する条例の専決処分の報告につきましては、現下の経済、財政状況を踏まえ、持続的な経済社会の活性化を実現するために行われた平成20年度の税制改正による地方税法等の一部を改正する法律の施行に基づくものでございます。
 まず、町税条例につきましては、いわゆるベンチャー企業を育成するために制定された特定中小会社に対する個人町民税の課税の優遇措置を見直し、住宅の熱損失防止改修工事を行った場合に固定資産税の税額を軽減する制度を創設するものであり、そのほか地方税法の改正に伴う引用条文の項ずれの修正等を行うものでございます。
 都市計画税条例につきましては、同じく引用条文の項ずれの修正を行うものでございます。
 これらの改正は、地方税法等の一部を改正する法律が平成20年4月30日公布になり、同日より施行された部分について、地方自治法第179条第1項の規定によりまして平成20年4月30日付で専決処分させていただいたものでございます。
 次に、報第8号、平成20年度田原本町老人保健特別会計補正予算(第1号)の専決処分の報告につきましては、今回の補正予算額は3,737万5,000円の増額で予算規模は4億1,664万8,000円となります。
 補正の内容といたしましては、歳出第4款前年度繰上充用金で、平成19年度におきます歳入が歳出に対して不足が生じたため、地方自治法施行令第166条の2の規定によりまして、平成20年度の歳入を繰り上げて充用いたすもので、地方自治法第179条第1項の規定によりまして、平成20年5月31日付で専決処分をさせていただいたものでございます。
 次に、議第26号、田原本町税条例の一部を改正する条例、及び議第27号、田原本町都市計画税条例の一部を改正する条例につきましては、先の税制改正に伴い所要の部分についての条例を改正いたすものでございます。
 その主な内容は、個人町民税について平成21年度より、いわゆる「ふるさと納税」を寄付金税制を活用して行うための改正、平成21年10月より65歳以上の方の公的年金から特別徴収を開始するための改正、また、平成22年度より上場株式の譲渡所得や配当所得に対する課税の特例を見直すものであります。
 都市計画税条例につきましては、税額の軽減措置の特例項目を追加するものでございます。
 次に、議第28号、田原本町農業委員会の選挙による委員の定数に関する条例の一部を改正する条例につきましては、農業委員会の選挙による委員の定数を15人から14人に減ずるための改正でございます。
 この条例は公布の日から施行し、同日以後最初に行われる田原本町農業委員の一般選挙から施行いたすものでございます。
 次に、議第29号、奈良県後期高齢者医療広域連合規約の変更についてにつきましては、平成20年4月1日より後期高齢者医療制度が施行されたことに伴い、奈良県後期高齢者医療広域連合の執行機関の運営を強化するとともに、意思決定機能をより充実させるため、副広域連合長の人数及び選任の方法等について、所要の変更を行われるもので、地方自治法第291条の3第1項の規定に基づき協議を求められたものでございます。
 次に、議第30号、都市水環境整備事業(特)第20-1号工事、議第31号、都市水環境整備事業(公)第20-2号工事、議第32号、都市水環境整備事業(特)第20-3号工事、議第33号、都市水環境整備事業(公)第20-4号工事請負契約締結についての4議案につきましては、それぞれ小口径推進工法及び開削工法で下水道管布設工事を施工いたすもので、指名競争入札の結果、議第30号工事につきましては、大網地内の県道田原本・広陵線及び町道大網21号線ほかにおいて、工事延長487.6メートルを契約金額5,605万3,200円で奈良県奈良市油阪町446-6、株式会社森組奈良営業所、所長藤本敏夫と、議第31号工事につきましては、保津地内の主要地方道桜井・田原本・王寺線において、工事延長480.6メートルを契約金額6,174万円で奈良県磯城郡田原本町大字今里182番地の1、株式会社山本工業、代表取締役山本行男と、議第32号工事につきましては、大木地内の町道大安寺為川南方線及び大木3号線ほかにおいて、工事延長715.0メートルを契約金額5.788万4,400円で奈良県奈良市油阪町446-6、株式会社森組奈良営業所、所長藤本敏夫と、議第33号工事につきましては、多地内の町道多東西線及び多11号線ほかにおいて、工事延長652.2メートルを契約金額5,113万5,000円で奈良県磯城郡田原本町大字阪手982番地の4、吉村建設株式会社、代表取締役吉村義次と、それぞれ工事請負契約を締結したいと考えるものであります。
 次に、議第34号、財産の取得につきましては、田原本駅周辺整備事業の用地取得でありまして、全体面積6,160平方メートルのうち補償対象面積は5,210平方メートルで、平成17年度より田原本町土地開発公社にて先行取得をしているところでございます。
 今回取得する財産につきましては、公社が平成18年度及び19年度に取得いたしました田原本町202番1ほか1筆、権利者数6件、取得面積334.35平方メートル、うち自己住宅2件、借家1件、動産3件。それに伴う借入利息を含め、取得金額1億854万7.825円で土地開発公社より取得するものでございます。
 次に、議第35号、指定管理者の指定につきましては、田原本町田原本駅前自転車駐車場の指定管理者に、奈良県橿原市八木町1丁目8番15号、阪神管理サービス株式会社を指定し、指定の期間を平成20年7月1日から平成23年6月30日までとするもので、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を求めるものでございます。
 以上、各議案につきましてその概要を申し上げましたが、議員各位におかれましては、よろしくご審議を賜りまして、ご議決、ご承認いただきますようお願いを申し上げ、簡単ではございますが提案理由の説明を終わらせていただきます。
 ありがとうございました。

議長(松本宗弘君)

 以上をもちまして町長の提案理由の説明を終わります。
 以上で本日の日程はすべて終了いたしました。本日の会議はこれにて散会をいたします。
 ありがとうございました。

 午前10時39分散会

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