4月15日 警報時の子どもの下校について

ご提案・ご意見について

町内の小学校に通う子どもがいる親です。悪天候、警報時の子どもの下校について早急な対応をお願いしたいと思います。現在、わが子の通う小学校は、警報発令などの際、学校から連絡があり次第、各部団の校外役員がそれぞれの部団の子どもを小学校へ迎えに行きます。場合によっては1人で10人以上の子どもを連れて帰ることになります。以前から疑問に思っていたのですが、なぜいち保護者が他人のお子さんを連れて帰らないと行けないのでしょうか…単純に考えても危険しかないと思うのですが…もしその道中に何かあれば、例えば最近では天気が急激に変わり落雷の恐れがある、川の増水、突風など、とてもいち保護者が責任を持って下校するには危険以外の何物でもないと思います。そもそも、地域の避難場所として指定されている安全な小学校から子どもを出す意味が分かりません。数年前にはとても家から出れないほどの大雨の中下校して来ました。途中の用水路が氾濫して非常に危険な中1人で帰宅した子がいたそうです。他の市町村では、緊急時、自宅に帰る、もしくは、小学校に待機して各保護者が迎えに行く、の選択肢があるそうで、いち保護者が他人のお子さんを連れて部団で帰るなんてことはありえないと聞きました。それが常識だと思います。

万が一、集団下校をしていて何かあればその責任はどうなりますか?田原本町が全責任を持ってくださいますか?私個人としては、よそ様の大切なお子様を安全に家まで届けられるか不安しかありません。学校から近い子もいれば、30分近く歩いて帰る子もいます。30分もあれば天気の様子は充分変わると思います。なので、我が家では個人的に心配なときは学校の近くまで迎えに行きます。部団で帰ってもし何かあれば、あとから後悔したくないからです。かと言って、全員の保護者が直ぐに迎えに行けるはずはないと思います。なのであれば、事前に自宅へ帰るか保護者が迎えに来るまで学校で待機するかの選択肢を用意して頂きたいと思います。どうして、学校で保護者が迎えに来るまで待機させて頂けないのか、部団で集団下校するなら、その道中万が一何かあればその責任はどうなるのか。おそらく、子どもが下校中に落雷、転倒など何らかの大きな怪我をしてしまったら、どんな保護者でさえ、そばにいた大人はなにをしていたのかと思うはずですし、付き添いのものは、その事に責任を感じるとおもいます。そんな責任を他人であるいち保護者に負わせるなんて理解が出来ません。

今後検討しますといったお返事はいりません。検討をしている間にもこれからますます天候は変わりやすい季節になります。早急に、希望した保護者が、子どもを小学校で各自お迎えに行ける選択肢を作っていただけるか、出来ないのであれば、なぜ出来ないのか納得のいく説明をお願い致します。また、その場合、集団下校の際、何かあれば、何方が責任を負ってくださるのかお返事いただきたいと思います。

子育て支援に力を入れているとおっしゃるのであれば、まずは子どもの命、安全を守ってほしいと思います。

宜しくお願い致します。

田原本町の回答

  貴重なご意見をお寄せいただきありがとうございました。

  日頃より子ども達の安全確保等にご協力いただきありがとうございます。

  現在町内小学校では、登校後に警報等の発令やそれに準じる状況が予想される場合、各学校は、気象状況、校区の状況等を勘案し、状況によっては教育委員会とも協議の上、安全な状況下と判断される時に下校するように指導をしております。

  町内小学校では保護者引率による部団の集団下校を基本としております。その理由として、日中は様々なご事情から学校が発信するお迎えの時間帯に来られるのが困難な保護者の方が多くおられることに加え、個人お迎えを実施するための学校の物理的な環境(車両の導線や駐車場等)が整っていないことがございます。

  部団下校が基本ですが、学校によっては部団下校との時間差をつけ安全を確保する等、対策を講じながら個人でのお迎えに対応する場合もございます。各校の運用方法等については、それぞれの事情により異なりますので、各校にご相談いただきますようにお願い申し上げます。

  また、通学路途中に用水路が氾濫した箇所があるとのご指摘をいただきましたが、通学路の整備につきまして、今後とも保護者・地域の皆様にもご協力を賜りながら進めてまいりたいと存じますので、危険箇所については学校にお知らせください。

  事故発生時の責任の所在につきましては、専門家の方にも確認をさせていただきましたが、事故発生の状況によりその所在が大きく変わることから、断定的に申し上げることができません。但し、保護者が部団を適切に引率しているにも関わらず、何らか外発的・偶発的理由により事故が発生(予測不能な天候の変化、指示に従わない児童がいた等)した場合には、引率されている保護者の方は責任免除とされる可能性が高いとのお答えをいただいております。

  昨年度より、登園・登校後の悪天候の中下校する危険を避けるため、警報が出ていなくとも、危険が及ぶような気象状況と教育委員会が判断する場合において、自宅待機もしくは臨時休業とすることができるように運用を改定いたしました。今後とも事前に危険を予測し、大雨等による登下校の危険性を回避できるよう努めてまいります。

  ご理解の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。

この記事に関するお問い合わせ先
担当課:教育総務課学校教育係
電話:0744-34-2074