3月22日 新型コロナウイルスワクチン接種についての要請について

ご提案・ご意見の内容

さて、新型コロナウイルスワクチン接種が始まりました。医療従事者、高齢者、基礎疾患をお持ちの方の希望する人に順次実施していく計画となっていますが、私たち障害者団体として、ワクチンの効果や副反応、障害者への配慮、接種場所などについて不安があります。安心して受けられるように下記に上げる項目について検討されるよう要請します。
1 令和3年3月3日付け厚労省事務連絡、「新型コロナウイルス感染症に係る予防接種に関する合理的配慮の提供について」を担当部署ならびに関係者に周知してください。
2 情報提供について
ワクチン接種の効果や副反応、そして、アナフィラキシー反応が出た時の対応などについてニュース等で報道されていますが、きちんとした形でお知らせください。
3 接種場所
障害の特性から慣れないところでワクチン接種が受けられない方も出てくる可能性があります。入所施設や通所の事業所、掛かりつけ医など柔軟な対応を検討してください。

 

田原本町の回答について

平素より本町障害福祉行政にご理解ご協力を賜りありがとうございます。

貴殿より頂戴しましたご意見に対し本町での取り組みをご案内させていただきます。

 

1「合理的配慮」について

令和3年3月3日付け厚労省事務連絡「新型コロナウイルス感染症に係る予防接種に関する合理的配慮の提供について」を障害福祉担当部局、介護保険担当部局及びワクチン接種担当部局とともに情報共有をしております。障害をお持ちの方々からコールセンターへの問合せをいただく場合の方法や、周知方法について逐次検討を行いながら進めてまいります。

たとえば、聴覚や音声言語機能等に障害をお持ちの方のコールセンターへのアプローチ方法として、ファックス番号の周知。視覚障害者のホームページ閲覧時の方法の確認。周知や予約について個別対応が必要な方の担当部局での把握、個別に相談をいただけるようにホームページでの案内の工夫などを行います。また、集団接種会場での配慮として、車いすの配置、受付での耳マークの掲示。案内や当日の流れについて掲示物など視覚的手がかりの工夫などを行います。

 

2「情報提供」について

ワクチン接種の効果や副反応については、国のQ&Aページに詳しく出ておりますので、そちらをご案内をさせていただいております。また、アナフィラキシー反応等が出た時の対応については、国、県の医療マニュアルのガイドラインに従い、救急セット、薬剤の配置と、消防署との連絡調整をし、準備をすすめております。

ただ、疾病・障害をお持ちの方々にとって、使用されている薬や、アレルギー等により接種が可能であるのか、健康被害の可能性についてなど、ご心配されることは当然のことと存じますので、かかりつけの主治医によくご相談いただき、また、町・県・国のコールセンター等をご利用いただければと思います。

集団接種会場で接種を受ける場合には、お薬手帳をご持参いただき、医師による予診において接種の可否を慎重に検討していただくこととしております。

 

3「接種場所」について

現時点では、接種できるワクチンが、ファイザー社のワクチンのみであるため、集団接種での接種体制を準備しているところです。かかりつけ医での接種等をふくめ、特別な配慮をご希望の場合には、個別にご相談いただき検討していきたいと考えています。障害特性に応じた合理的配慮と、ワクチンの効果的な接種(不安定で管理が難しいワクチン特性を持ちます)を考慮しつつ、ご相談させていただきます。

この記事に関するお問い合わせ先

担当:田原本町新型コロナウイルスワクチン接種推進班(健康福祉課内)
コールセンター:0744-33-9567
ファックス:0744-32-2977