8月20日 2学期が始まるのにあたって

ご提案・ご意見の内容

いつも、町制等にご尽力いただき、ありがとうございます。

さて、ここ最近の新型コロナ感染の全国の爆発的新規陽性者の増加がおさまらないなか、いよいよ来週から学校の2学期が始まります。子供からの家庭内感染の感染例も問題視されている中、我が家でも、ワクチン接種の対象年齢に届かない子供を除いて、2回接種も終わります。これまでも、再三学校現場でのクラスター発生につい

ての懸念を払拭できないまま、学校に子供達を送り出していました。先日は、濃厚接触者の濃厚接触者ということで、子供がPCR検査を受けました。幸い全員陰性でしたが、今後は、いよいよこのような場面に合うことが当たり前になってくるほどに感染拡大しているものと感じております。学校においても、上からの指示待ちばかりの対策だけでなく、我が子の問題との当事者意識の下、先手先手の対策の実行を是非とも行っていただきたく思います。

また、町のHPを見て、田原本町の感染者は、奈良市や生駒市よりも多い9番目とありましたが、町民全員には情報が行き届いてないです。自治会の回覧板等も使って、HPを見る環境に居ない町民の末端にまで、共有されるべき情報と思います。

田原本町の回答について

日頃より本町教育の推進にご理解とご協力を賜りありがとうございます。

いただきました意見について、以下のとおり回答させていただきます。

現在、コロナウイルス感染症の感染者が急増し、感染力の強いデルタ株が広がりをみせており、奈良県内においても予断を許さない状況です。

文部科学省通知において「学校は、学習機会と学力を保障する役割のみならず、全人的な発達・成長を保障する役割や居場所・セーフティネットとして身体的、精神的な健康を保障するという福祉的な役割をも担っている。現在、デルタ株への置き換わりが進む中で、全国の新規感染者数が急速に増加しているが、地域一斉の臨時休業は、当該地域の社会経済活動全体を停止するような場合に取るべき措置であり、児童生徒等の学びの保障や心身への影響等の観点を考慮し、慎重に検討する必要があること。特に小学校及び中学校については、現時点で家庭内感染が大部分であることも踏まえれば、子供の健やかな学びの保障や心身への影響等の観点からも、地域一斉の臨時休業は避けるべきであること。」とされています。また、感染症対策についても触れ、「個人の基本的な感染予防対策は、変異株であっても、3密(密集・密接・密閉)や特にリスクの高い5つの場面の回避、マスクの適切な着用、手洗いなどが有効とされており、このことはデルタ株についても同様である。」とされています。さらに、外からウイルスを学校内に持ち込まないようにすることが学校における感染拡大を防ぐためには、極めて重要であることから、児童生徒に発熱等の風邪の症状がある場合等には登校しないことを徹底するよう保護者に理解と協力を呼びかけています。

本町では、学校施設に関しても各幼稚園・小学校・中学校にオートディスペンサー(アルコール自動噴霧器)を設置しました。また、9月初旬までに各幼稚園・小学校・中学校において、幼児児童生徒用机や椅子、教卓、教室内の給食配膳台やロッカー、ドアの取っ手等を中心に抗ウイルス・抗菌コーティング加工を実施します。今回塗布した光触媒コーティング剤は、室内灯の光でも抗ウイルス・抗菌効果を発揮し、人体に対しても安全なものを使用しております。施工後の備品については、アルコール等による消毒だけではなく、水拭きをするだけでも清潔な状態がより長時間にわたり維持されるようになります。さらに、各小学校・中学校の体育館や幼稚園の遊戯室に大型サーキュレーターを設置しました。特に中学校の部活動では、体育館アリーナの空調設備とサーキュレーターを併用し、感染症対策及び熱中症対策を行っています。

併せて、あらゆる感染症対策対策についても検討してまいりますので、保護者の皆様にもご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。

なお、新型コロナウイルス感染症に関する情報発信につきましては、町内の感染者数増加への注意喚起、感染予防行動の啓発等についての情報を、町ホームページや町広報紙、状況によっては自治体へ回覧の依頼を行う等、電子媒体・紙媒体の両方を活用して、できるだけ多くの町民の皆様に発信できるよう今後も継続してまいります。

この件に関するお問い合わせ先

・学校に関すること全般

教育総務課 0744-34-2074

・町ホームページ、広報紙等情報発信に関すること

秘書広報課広報広聴係 0744-34-2069