令和6年12月のメッセージ
12月1日 1年を振り返って
令和6年も年の瀬、皆さんにとってどのような1年でしたか。町長に就任して10ヵ月、私は皆さんとの「対話」と「実行」を旨として行政を運営してまいりました。
20回超の町政報告会や学校での子どもたちとの対話など、特定の大きな声ではなく多様な声をできる限り拝聴し、教育や福祉の体制強化を中核とする「こどもまるごとプロジェクト」や、「未来を拓く行革」などの新たな取組を実行してまいりました。また、西代の皆さんのお力添えにより、貯留機能保全区域の指定という全国初の水害対策を進めることもできました。
「対話」に関連しては、先般、町議会との共催により女性議会を開き、一時預かり事業の利便性向上を求める政策的な意見や、広報紙裏表紙の子ども掲載数を増やすべきといったささやかな幸せを願う意見(本号から増やしました)など、多くの意見を拝聴しました。改めて、多様なバックグラウンドを持つ方々が政治の場に参画いただくこと、そして政治の場が様々な民意を表明いただく場となることの重要性を感じたところです。
「人口増」ではなく「幸せ」
年間出生数が初めて70万人を割る公算大との報道がなされました。私が生まれた平成元年は同125万人であり、この30年余りで半減となる見込みです。
申し上げるまでもなく、本町としても、当面は人口が確実に減るという前提の下に、学校を含む公共施設の再編をはじめとする「投資の選択と集中」をしていかなければなりません。
それが、今を生きる我々田原本町民に課された責務であり、人口増減に一喜一憂することなく、これからも皆さんの「幸せ」を大切にしたまちづくりをしっかりと進めてまいります。
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