三笠でタウンミーティングを開催しました

三笠でタウンミーティング

実施報告

日時

平成29年11月11日

場所

三笠公民館

テーマ

田原本町のまちづくり

出席者

43人

意見交換

Q ふるさと納税について、田原本町の場合に町民で本来は町に入るべき税金が他の市町村に流れている額と、もともと田原本におられた方が他の市町村に移られてふるさと納税で納めてもらっている額とどちらが大きいか。また、お返しに何か送られているのか。

A 田原本町から出ていっている方が多い。特に平成27年度は寄附額が奈良県下で下から2番目。その理由は、インターネットを使いワンストップで申し込めるシステムを取り入れてなかった。それを平成28年度に入れ替えて平成29年度から本格的にスタートした。

   お返しとしては、柿の葉寿司、お肉、はちみつ、お菓子、メロン、イチゴなどがある。その中でもメロンとイチゴが人気である。ただ限定品なのでそれほど売り上げが上がらないが、評判よくきている。これは進めていかないと逆にとられる、減るばかりなので、何とか持ち直したいと考えており、特産品の拡充を進めている。希望としては米を特産品として米のふるさと納税を増やしていきたいので、今農協ともかけあっている。

 

Q 福祉センターやふれあいセンターなどの公共施設の利用について、人件費や光熱水費、建物の維持管理費と相当かかると思うが、受益者負担の考え方を検討されているか。

A やり始めた経緯からすると受益者負担を求めることはない。憩いの場として定着しているので、受益者負担を求めることなく今のままいかせていただきたい。そのためにも人口規模を維持できるようにしていく、また企業誘致をして固定資産税を落としていただけるような収入源を求めていき、それを住民サービスに回していくという手法でやっていきたい。

 

Q 田原本駅の東側の整備について県と包括の協定をされたが、具体的にハード面でどうするか。

A 構想はまだこれからになる。どういうまちづくりにしていくかもこれからで、そのスタートを切りましょうというのがこの協定になる。どうしても町だけで進めると国、県のお金がなかなか持ってこられない。今回、県を巻き込んだことによって、県のお金も取ってくる手法、そして国にも出していける選択肢も増える。そのスタートラインを作らせていただいた。地籍がかなり混乱して、下と上が違うところであったり、本来道路であるところがなかったりとか、河川もある。かなり混乱しているので、まずは地籍の整理から始めていきたい。

   あと今年中に東側のまちづくり協議会を作らせていただく予定である。いろんな事業者や住民の方に入っていただいてあのまちをどうしていくかという構想会議をしようと考えている。その中でここに道路が必要だろうというアイデア出しをしていきたい。東側の寺や昔の町並みはかなり価値あるものなので、活かしていきたい。ただ生活道路もあるので、どう区分けしていくかをこれから考えていきたい。

 

Q 三笠の六差路の交差点の信号から西の方、郵便局に向かう歩道は狭小である。交差点改良を町としてはどのように県に要請されているか。現在の進捗、今後の予定は。

A 特に広陵線の北側の歩道に今段差が多いので整備の用意をしていただいていると聞いている。まずは北側の歩道の整備、南側は歩道拡張の計画はないと聞いている。まずは北側から進めていかれると考えている。

   三笠の六差路の交差点は、去年も私が県の中和土木に要望を出させていただいているがストップしたままである。地権者さんの絡みもあるので、なかなかうまく進められていないのが実情である。ただ県道だから町は知らないとは思っていない。しっかりとタッグを組んでやっていかないといけないと思っている事業なので、昨年、一昨年と2回ずつ行かしていただいた。町としてもやっていきたいと要望しているので、県も少しずつ動き始めてくれていると考えている。

   あと、六差路の延長線上のアンダーパスの水つきもその時に一緒に要望を出させていただいた。アンダーパスの治水も県の管轄になるが、町としてもしっかりとサポートしていきながら何とか水を出せないかと要望させていただいている。

 

Q 三笠も高齢者のみの家庭が増加し、高齢者の一人住まいの方も増えてきている。また、駅に近いので集合住宅も増えてきているが、近隣の住人の実態が把握できていない。そこで三笠ではサロンを立ち上げ4年を迎えている。地域における高齢者への見守りの充実について今後どのように考えているか。

A 高齢者が一人で家におられるのが怖いと思っている。できるだけサロンに来ていただいていきいきしていただくのがよいと考えている。1人暮らしのご老人の方であって、家からなかなか出られない方に対しての見守りと、そういう方の活動の場を何とか作っていきたいと考えている高齢者見守り活動ということで、田原本町の中にある事業所の方と協定を結ばせていただいた。今までは各事業者さんで見守りをしてくださっていたが、この情報を一箇所に集約する場所がなかったので、長寿介護課に情報を集約する。この中には配達事業者のコープやコンビニ、介護事業者、変わったところではお寺さんとかも入っている。一人暮らしの方の家がどうだったという情報、新聞がいっぱいたまっていたりしたらすぐ情報が集まるようにさせていただいた。この中で一つ今年でしたらウーマンライフさんが「たわらもとダイスキ」というフリーペーパーを作ってくれた。これはシルバー人材センターさんが一軒一軒ポスティングしてくれ3ヶ月に1回入っている。たまっているとか、異常があったらチェックを入れて、すぐに長寿介護課に持ってきてくれるようなかたちで進めている。ただ言われているようにこれはまだまだ必要で、引き続き進めていきたい。

   あと、今年から家にいるよりも外に出てきてもらうために老人福祉センターとかでもやっているが、健康ポイントの実証実験をしている。例えばどこかに行って1回その事業に参加すれば健康ポイントを1ポイント差し上げ、それが50ポイントたまったら何か景品を用意しましょうなどを考えている。今プランに挙がっているのは道の駅の商品券にしようとか、商工会で使える券に変えられないかなということで、ポイントがたまればまた出てきてもらえるかなという事業を進めていきたい。町としてもポイントがたまる事業や事業所なりいろんな活動を増やしていけないかと予算の中で組み込んでいっている。

 

Q 今でも保育園が行けない、いわゆる待機児童対策。候補の中には認定こども園への移行ということもあったが、具体的にどのように考えておられるのか。

A 田原本は実は幼稚園がガラガラで、入っているのが半分以下である。実は田原本幼稚園もスペースが空いている。平野幼稚園も一部屋空いている。南幼稚園もこの前耐震化してきれいにしたのですべて使えるようになったので、園児をどんどん受け入れることができる。幼稚園をうまく活用しながら進めていきたいと考えている。預かり保育モデル事業として4,100万を今年使わせていただいたが、これとは別に幼稚園の耐震化を進めて認定こども園にしていきたいと考えている。ただ田原本の幼稚園は給食施設がない。小学校からの運び込む給食システムで対応できるようなかたちで認定こども園にもっていきたい。そして働きながらでもお子さんを預かれる場所を作っていきたいなと思う。耐震化をしながら有効利用して、認定こども園化を進めていきたいと考えている。まずは幼稚園から進めていくように考えている。

 

Q 地域が希薄化してきている。市町村が変わると子どもの声かけが変わる。町として声掛け運動とかそういうことを推進していく考えはありますか。

A 教育委員会と連携したり、高齢者の見守り活動事業者と連携したりして進めていきたい。まずは町職員をあげて声かけ運動を進めていきたい。

Q もう少し一人暮らしの方や生活の困難な方の見守りをもう少ししていただきたい。

A また介護認定の担当、そして介護認定審査会にもきっちりと話をさせていただいてそういう声もあったということで、検討課題とさせていただきたい。

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担当課:秘書広報課広報広聴係
電話:0744-34-2069