5月9日町議会における議員さんの発言について

町議会における議員さんの発言について
田原本町民として、いつも、行政のみなさんや議員のみなさんの活躍を誇らしく思っています。ありがとうございます。
知人からお話をうかがい気になる点がありますので、意見箱に投稿いたします。職員のみなさんのお仕事を増やしてしまい申し訳ありませんがご回答をよろしくお願いします。
知人から「3月に開かれた議会において、小学校統合候補地の選定に関して、ある議員さんが、青垣の候補地のお住まいの方の言葉として、子供のために学校を建てるのなら喜んで協力するといったことを紹介していた」とうかがいました。
これについて確認させてください。
1点目
この発言は事実なのでしょうか。
議事録が公表されていないので確認できず申し訳ありませんが、具体的にはどういった発言があったのか教えてください。
2点目
田原本町の議員さんはみな清廉潔白な方々ですので、「公職にある者等のあっせん行為による利得等の処罰に関する法律（※）」に抵触するような方々はいらっしゃらないと思いますが、議員さん個人が利得等を収受していなかったとしても、特定の住民の方の言葉を引用し、特定の土地をあっせんする行為は許容されるのでしょうか（法令上のみならず倫理上も含みます）。行政（森町長）としてのお考えを教えてください。
私の理解では、青垣は3つの小学校跡地での建替え以外の候補地（第4候補地）としての一例であるという行政の説明であったように記憶しています。第4候補地としては青垣でなくても黒田でも八尾でも阪手でもよい中で、なぜその議員さんは青垣という特定の土地を押し出すのでしょうか。真意を測りかねます。
※法律1条 衆議院議員、参議院議員又は地方公共団体の議会の議員若しくは長が、国若しくは地方公共団体が締結する売買、貸借、請負その他の契約又は特定の者に対する行政庁の処分に関し、請託を受けて、その権限に基づく影響力を行使して公務員にその職務上の行為をさせるように、又はさせないようにあっせんをすること又はしたことにつき、その報酬として財産上の利益を収受したときは、三年以下の懲役に処する。
3点目
2点目の件について、議会としてのお考えを教えてください。

公共施設をどこに設置すべきかということについては、成り立ちや地域の実情等を踏まえて判断されるべきです。しかし、他の地域で実例があるように、利権が発生しやすい分野でもあるように思います。
特に行政においては、（これまでもご留意いただいていると存じますが）公平公正な行政であることを切に願います。ありがとうございます。

※公表をもって回答と受け取ります。

ご意見ありがとうございます。
1点目について、令和5年3月17日の本会議の反対討論の中で青垣エリアのお住まいの方から「子どもたちのために学校を建てる、町のためなら御先祖様も名誉なことだと言ってくれるに違いない、喜んで協力する」という内容の声を聞かせていただいた発言がございました。
会議録は、町役場2階情報コーナー、図書館、議会事務局窓口で閲覧可能です。また、6月上旬に町ホームページ（町ホームページのサイト内検索から「会議録」）へ掲載予定です。
2点目について、行政（町長）と議会は、田原本町政治倫理条例にもあるように、町民全体の奉仕者として、その人格と倫理の向上に努め、自己の地位による影響力を不正に行使し、自己の利益を図ることのないよう、町政に対する町民の信頼に応えていくことが求められています。
今回の発言は、町から提示した小学校の統合校建設候補地の資料に第4候補地の一例として挙げていた青垣エリアに関するもので、お知り合いの住民の意見を紹介し、議員の考えとして発言されたものと考えております。
3点目について、議会の目的は、住民の声や意見を反映させ、審議の過程で様々な意見を出し合いより良い行政運営に繋げるものです。上記の発言は、住民の声を紹介する内容であり、不適切な発言であったとは考えておりません。また、他の議員からも不適切な発言であるという意見はありませんでした。