小学校3校統合に関するQ&A

どのような経緯で小学校3校を統合することが決まりましたか。

⼈⼝減少と少⼦⾼齢化が全国的に進⾏する中、⽥原本町においても⼦どもの数は減少を続けており、学校教育の⽬的及び⽬標をより良く実現していくために教育環境の改善を要する⼩規模な学校・幼稚園が存在する地域があります。

このような状況の中、⽥原本町学校・幼稚園規模適正化検討委員会が平成27年8⽉に教育委員会より受けた、「⼦どもたちがより良い教育環境の中で効果的な教育が受けられる学校教育の実現に資する」ための町⽴⼩・中学校及び幼稚園の規模・配置の適正化に関する考え⽅の諮問を契機として、今後の⽥原本町の⼩・中学校及び幼稚園の規模・配置の適正化について検討を進めてきました。

上記の検討過程を踏まえ、令和3年度において⼩学校の再配置パターンの⽐較評価結果や今後の課題についてとりまとめた、「⽥原本町⼩中学校施設再配置基本計画」を策定し、東⼩学校、北⼩学校及び⽥原本⼩学校の3校統合を推進することを決定しました。

統合校の新校舎はどこに建設するのですか。

令和4年度に策定いたしました、「田原本町小学校3校統合施設基本構想」において、田原本小学校敷地に統合校を建築することとなりました。基本構想の策定にあたっては、他の場所との比較検討も行い、住民協議会や外部有識者会議にて意見もいただき決定しました。これにより、用地取得等に要する期間も不要となり、スピード感をもって建築が進められることとなりました。

統合校の開校時期はいつを予定していますか。

統合校の新校舎はどのような配置となりますか。

「田原本町小学校3校統合施設基本計画」における新校舎の配置図・平面図は以下のとおりとなります。

基本計画の詳細はこちらから。

配置図
3階平面図
2階平面図
1階平面図

体育館(屋内運動場)は新しくなるのですか。

統合校舎を南側に配置すると整理したことに伴い、既存の屋内運動場を継続して利⽤するのか、新たな屋内運動場を建築するのかについても検討を⾏いました。

既存の屋内運動場は、建築年数が35年を超えており、継続して利⽤する場合、⻑寿命化改修を実施する必要があります。⼀⽅、校舎と⼀体もしくは近接した屋内運動場を建築する場合、建築費⽤が必要となります。それぞれの利便性や将来的な建替えにおける児童等への影響、ライフサイクルコスト等を検討し、併せて、屋外運動場も整形で⼗分な広さが確保できることから、新校舎において⼀体的に建築することと整理しました。

統合校におけるプール授業はどうなりますか。

令和5年度において、屋内プールでの民間スイミングスクールを利用したモデル事業を実施しました。モデル事業実施後にはアンケート調査も行い、保護者からは安全な環境で授業が実施でき、水泳指導のプロからの指導により泳力向上に繋がったとの回答をいただき、教員からはプロの指導を間近で学ぶことができ、教員のスキルアップにも繫がりましたとの回答をいただきました。

このことから、本町における小学校プール授業については、順次、民間スイミングスクールへの委託を進めていきます。よって、統合校においても、プールは設置しないと整理しました。

工事中にどのような配慮がありますか。

既存の屋外運動場に校舎を建築することから、工事中は屋外運動場が一部利用できなくなるため、既存プール施設を先行解体し、仮設屋外運動場を整備し、工事中でも屋外体育授業を行えるよう進めていきます。また、現在は開放していない既存屋内運動場を休み時間にも開放し、限られたスペースの中でも大人数でできる遊びを実施するなど、児童の運動機会を確保できるよう努めていきます。

また、工事中でも給食の提供を止めることのない計画としています。

さらに、工事中の児童・教職員の安全確保が可能な動線の検討はもとより、騒音防止など授業への影響も最小限に抑える対策を講じていきます。

田原本町小学校3校統合推進委員会とはなんですか。

統合に関する諸課題を協議し、円滑な統合を推進するにあたり、田原本町小学校校統合推進委員会を組織しました。メンバーは、保護者と地域の代表の方、3校各校の代表等によって構成されています。

下部組織として、学校職員を中心としたプロジェクトチームを⽴ち上げ、統合に関する検討や研究を進めています。

プロジェクトチーム(PT)ではどのような検討をしていますか。

3つのプロジェクトチーム(PT)で以下の内容について検討や研究を進めています。

【学校教育PT】

・教育理念、学校教育目標、基本方針、グランドデザイン等について

・教育課程等について

・授業時数、学校行事、日課表等について

・教科担任対象学年・教科について

・校則(学校生活・学習)等のきまりについて

・児童会活動、クラブ活動等について

・小小連携・交流等について

・その他学校運営等について

 

【施設設備PT】

・校舎、屋内運動場、屋外運動場等施設設備の配置等について

・教室配置、教室環境等について

・ICT教育の環境整備等について

・学校図書関係等について

・備品関係等について

・引っ越し等について

 

【総務PT】

・通学路、スクールバス、見守り体制等について

・制服・標準服等について

・学校名称について

・校歌、校章、校旗について

・閉校編纂誌等について

・記念式典、開校・閉校準備等について

・新PTA組織の進捗状況等について

通学路はどうなりますか。

児童の徒歩による通行を想定し、車両交通の多い道路を横断、縦断する際の安全性や歩道の有無を考慮したルート選定を行い、物理的観点から安全であっても人通りの少ない道については、迂回ルートの検討を進めております。また、落下防止柵やグリーンベルト等の設置により通学路に適すると考えられる道もあることから、交通安全対策手段についても併せて検討を行っております。

スクールバスは運行されますか。

文部科学省の提示する通学距離(4km)や通学時間(概ね1時間)の基準をふまえ、スクールバス導入が必要となることから、総務PT(プロジェクトチーム)において、対象地域の距離基準やルート選定、乗降場所等の利用形態についての検討を進めています。スクールバスの乗降場所等を含む運用方針につきましては、各種媒体において、決定した内容について随時、広報誌等により周知を行ってまいります。

制服はどうなりますか。

制服については、現在プロジェクトチーム等で検討を進めております。制服の有無についてもアンケート調査等を実施し決定していく予定です。また、保護者の皆さまにできるだけ負担をかけないような方向性(例えば旧の制服の着用できる移行期間を長く設定する等)で今後検討を行ってまいります。

子どもたちの意見を聞くことはありますか。

令和5年度において、3校の小学区においてこどもワークショップを開催し、児童の皆さまから現在及び新たにできる学校に関する様々な意見をいただきました。今後も子どもたちから意見をいただく場を設定し、いただいた意見をふまえた統合校の建設を進めてまいります。

進捗状況をわかりやすく広めてもらえますか。

進捗状況や今後の情報をホームページや広報、説明会等でお伝えし、保護者や地域の皆さまのご理解とご協力をいただきながら進めてまいります。

この記事に関するお問い合わせ先

担当課:教育総務課教育施設マネジメント係
電話:0744-32-2906